暗号資産取引所OKXは機関投資家向け事業を再編し、その結果、営業チームのおよそ3分の1にあたる人員削減が発生した。
セーシェル拠点の同取引所は、これらの変更が「より伝統的な機関投資家向けカバレッジモデル」への移行の一環であると 確認したものの、 影響を受けた従業員数の総数については明らかにしなかった。
事情に詳しい複数の関係者の証言は食い違っており、ある情報源は機関投資家向けチームの半数が退職したと述べる一方、 別の情報源は8〜10人のレイオフと自主退職があったと伝えている。
この再編は、OKXが米国、EU、UAE、シンガポール、オーストラリアなどの市場で、どのようにライセンスを展開するかを 見直しているタイミングで行われている。
何が起きたのか
OKXは、今回の変更について「顧客との長期的な関係を一層深め、地域や市場サイクルをまたいだニーズをより良く支援する」 ことを目的としていると説明した。
同取引所は、MiCAの下でのマルタをはじめ、特定の米国州、ドバイのVARA、シンガポール、オーストラリアなど、 主要市場において規制された事業体を通じて運営している。
OKXは2025年4月、司法省との5億400万ドルの和解後にカリフォルニア州サンノゼに地域本社を設置し、 米国への事業拡大を行った。
同社はまた2025年3月、マルタでMiFID IIライセンスを保有する事業体を買収し、 欧州経済領域全体でデリバティブ商品を提供できるようにした。
ファイナンス部門トップの**ヤナ・ヴェラ(Yana Vella)**も、LinkedInの投稿によると同社を退任している。
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なぜ重要なのか
OKXの機関投資家向け再編は、急速な拡大の後に事業の統合を進める取引所の動きと軌を一にしている。
同社は世界で約5,000人の従業員を維持しつつ、規制市場で攻勢的な成長戦略を追求しているにもかかわらず、 今回の人員削減に踏み切った。
バイナンスでも43億ドル規模の規制上の和解前に同様の幹部退任が起きているが、 規模や規制上の立場という点でOKXの状況はそれとは異なる。
OKXが「伝統的な機関投資家向けカバレッジ」に焦点を当てていることは、 攻撃的な顧客獲得から、関係構築型の機関投資家サービスへのシフトを示唆している。
OKXは取引量ベースで世界第3位の暗号資産取引所に位置づけられており、 2025年の規制対応強化を経て複数の法域でライセンスを取得している。
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