Shiba Inuクジラが24時間で406件の取引を実行 - 6月以来の最高水準

Shiba Inu は、過去6か月で最も激しいクジラの動きを記録し、大口保有者が1件あたり10万ドル超の取引を406件実行した。

この急増は、ブロックチェーン分析プラットフォームSantimentのデータによると、6月6日以来で最大の大口投資家の活動集中となった。

このスパイクは、集中型取引所への大規模なトークン流入と同時発生しており、今後の価格ボラティリティの舞台を整えた。

何が起きたのか

Santimentのデータによれば、12月8日の24時間で、1.06兆枚超のSHIBトークンが取引所プラットフォームへ移動した。

これらの流入により、取引所に置かれているSHIBの総供給量は136.95兆枚に押し上げられ、流通供給量のおよそ23%を占めることになった。

このパターンは、ここ最近クジラが何十億ものトークンを取引所から引き出していたトレンドとは逆行する動きだ。

Arkham Intelligenceのデータでは、ここ数週間で複数回にわたる大口出金により、4.13兆枚超のSHIBがCoinbaseから流出していたことが示されている。

1つのウォレットだけで、12月3日から4日にかけて1690億枚のSHIBをCoinbaseから引き出していた。

12月8日の流入は、オフチェーンでの蓄積期間を経て、クジラが資産を再び取引プラットフォームへ戻しつつあることを示唆している。

一方で、Shibburnによると、SHIBのバーン率は24時間で248%急増し、1428万枚のトークンが恒久的に流通から除外された。

トークン価格は月曜日時点で0.0000086ドルで取引されており、通常は売り圧力と関連する取引所への流入があったにもかかわらず、週間で6%の上昇を記録した。

取引所への大規模なトークン移動は、短時間で板に出され得る「売却準備完了」の供給を生み出す。

過去のパターンから、取引所への大きな流入は、しばしば上下どちらかへの急激な価格変動に先行して発生することが分かっている。

記録的なクジラ取引と取引所残高の増加が組み合わさると、特定の価格方向というよりも、差し迫った高ボラティリティを示すのが一般的だ。

Coinbaseは12月5日にSHIBの24時間365日稼働の先物取引を開始し、12月18日にはパーペチュアル先物の上場を予定している。

このデリバティブ取引の拡大により、機関投資家が24時間体制でエクスポージャーを取れるようになり、価格変動が増幅される可能性がある。

Santimentは、クジラ活動と取引所残高の変化の相関に基づき、このトークンは「今後数日間で高ボラティリティを経験する可能性が高い」と警告している。

SHIBの時価総額は月曜日時点で50.4億ドルに達し、時価総額ベースで24番目に大きな暗号資産となっている。