トム・リー氏(Fundstrat Global Advisors の最高投資責任者)は、 Ethereum が今後1年以内に 2万ドルを超える水準まで急騰する可能性があると予測した。 主な原動力として、 ウォール街で進む証券トークン化 の拡大を挙げている。リー氏は木曜日、ドバイで開催された Binance ブロックチェーンカンファレンスで講演し、 Bitcoin についても 2026年初頭までに30万ドルに達すると見込んでいると述べた。
何が起きたのか:大胆な予測
リー氏は、 会場での発言 で、来年のビットコインは米株価指数 S&P500 のパフォーマンスを なぞるだろうと参加者に語った。従来の4年周期の相場サイクルは 否定している。
「イーサリアムは本当に抜きん出ている(lights out)存在だと思う」 と述べ、さらに2026年に向けたイーサリアムの価格目標を 2万ドルと付け加えた。
同氏は、ウォール街による証券トークン化の動きが強まっている点を指摘した。 現在、その多くの活動はイーサリアムのネットワーク上で行われている。 RWA.xyz によると、レイヤー2ネットワークや EVM 互換プラットフォームを 含めた場合、イーサリアムは現実資産(RWA)のトークン化価値の 市場シェアで70%超を占めている。リー氏は、このトレンドを背景に BitMine をイーサリアムの財務保有を重視する企業へと 転換したと説明した。
「イーサリアムは将来の金融インフラ、将来の決済レールになると 思っている。ビットコインに対する相対値が0.25に達すれば、 そのときの価格は6万2,000ドルになる」と同氏は語る。 「3,000ドルのイーサリアムは著しく過小評価されている」。
ブロックチェーン分析プラットフォーム Lookonchain によると、 BitMine は木曜日に4万1,946 ETH(1億3,100万ドル相当)を 購入したという。この買い付けは、同社にとって今週4回目の イーサリアム取得となった。BitMine は取引を正式には認めていないものの、 ここ数日で3億5,000万ドル超のイーサリアムを積み増したとみられる。
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なぜ重要なのか:テクニカルなブレイクアウト
リー氏は、イーサリアムが過去5年間にわたり レンジ相場で推移してきた点を強調した。 その価格は現在、このベースとなるレンジから ブレイクアウトし始めているという。 「ベース(基盤)が大きければ大きいほど、 ブレイクアウトも大きくなる」と彼は述べた。
マーケットアナリストの Sykodelic 氏も、 木曜日に同様の見通しを示した。 過去のパターンからは、大きな上昇余地が 示唆されているという。 「過去5年間で、1日足の RSI が 買われ過ぎから売られ過ぎに転じ、 その後にトレンドをブレイク したケースでは、毎回最低でも45%は上昇している」 と同氏は述べた。この軌道に沿えば、 イーサリアムは4,300ドルに達することになる。
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