ビットコインは唯一の分散化された通貨であると、テザーのCEOであるパオロ・アルドイーノが驚くべき発言をしました。最も影響力のあるステーブルコインの責任者である彼によると、ビットコインは14000以上のさまざまな暗号通貨の中で、唯一中央集権化されていない独特の存在です。
アルドイーノはコインテレグラフとのインタビュー中に、予想外(といってもセンセーショナルではないにせよ)の発言をしました。
「ビットコインは、基本的に変更できない数学によってのみ支配されている唯一の通貨の例です」とアルドイーノは述べました。
彼はさらに、一部の暗号通貨は少し中央集権化されていたり、他のものは少し分散化されていたりするが、ビットコインは特定の誰かに支配されることはないと付け加えました。
「他の通貨では、開発者グループが毎月出てきて、新しいソフトウェアリリースを出しています。彼らは金融政策を変更し、インフレ、デフレなどを繰り返し変更しています」とアルドイーノは説明しました。
しかし、ビットコインブロックチェーンには本質的な変更はできません。常に2100万ビットコイン以上は存在せず、全ての2100万ビットコインが採掘されるまで4年ごとにマイニング収益に影響を与える半減期がありますとアルドイーノは述べました。
「ビットコインは確実性についてです。それはまるでずっと刻み続ける時計のようなものです [...] 止まらない製品や分散化というコンセプトに関して言えば、全員が『分散化』という言葉を使いますが、それはビットコインだけです」とテザーのCEOは結論付けました。
アルドイーノの功績として、彼はビットコインとは異なりテザーが中央集権化されていることを率直に認めました。また、ビットコインの排他的な分散化レベルに関する彼の見解は「物議を醸すかもしれない」と述べています。
暗号通貨市場の重役からこのような率直な発言が見られることはめったにありません。