Solana Mobile は2026年1月21日、10万人超のシーカーフォン利用者と188人の開発者に対し、約20億SKRトークンを配布した。プレマーケット取引で53%の価格下落が見られたにもかかわらず、これはモバイル×暗号資産分野で最大級のエアドロップの一つとなった。
このエアドロップは、SKR総供給量100億トークンの20%に相当し、ティア別のエンゲージメント指標に基づいてアーリーアダプターへ報酬を付与する仕組みとなっている。ユーザーは「Season 1」期間中のデバイス利用状況やオンチェーン活動に応じて、1人あたり5,000〜75万トークンを受け取った。
プレマーケット取引データでは、SKRは53.4%急落し、完全希薄化後の時価総額は7,690万ドルまで縮小した。比較的少人数のユーザーベースに対する大規模配布により、希薄化への投資家懸念が意識された形だ。
何が起きたのか
クレーム申請はUTC午前2時(米東部時間1月20日午後9時)に開始され、シーカーデバイスに組み込まれた Seed Vault Wallet を通じて行われた。対象ユーザーは90日以内に請求しなければならず、期限までに請求されなかったトークンはエアドロッププールに戻される。
ユーザーには、Scout, Prospector, Vanguard, Luminary, Sovereign の5つのティアに分かれて合計18.2億SKRが配布された。エコシステムへの参加度が検証された最上位ティアでは、最大75万トークンが付与された。
Season 1期間中にSolana Mobile dAppストアで承認済みアプリケーションをリリースした開発者は、188の対象チームにわたり合計1億4,100万SKRを受け取った。各チームは最大75万トークンの割り当てが可能だった。
今回の配布は、Solana Mobile が展開したSeason 1キャンペーンに続くものだ。同キャンペーンでは、265の分散型アプリケーション上で900万件のトランザクションと26億ドルの取引高が記録された。
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なぜ重要なのか
SKRはSolana Mobileエコシステムにおけるガバナンス兼ステーキングトークンとして機能し、保有者はトークンを「Guardians」に委任できる。Guardiansは、中央集権的な管理を行うことなく、デバイスの検証や分散型アプリストアのキュレーションを担う。
2025年8月に15万台の事前予約を経て出荷が始まったシーカーフォンは、Solana Mobile にとって2世代目のデバイスにあたる。初代のSagaフォンは販売台数2万台にとどまったものの、ミームコインのエアドロップをきっかけに予想外の人気を獲得した。
トークン配分では、30%がエアドロップ用(ローンチ時20%、後日10%)として確保され、25%が提携・パートナーシップに割り当てられている。残りは、Solana Mobile に15%、Solana Labs に10%、コミュニティトレジャリーに10%、流動性サポートに10%が振り分けられる。
プレマーケットにおける急激な下落は、同期間の暗号資産市場全体の上昇基調と対照的であり、大量の即時供給増を伴う新規トークンのボラティリティリスクを浮き彫りにした。
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