キャシー・ウッド率いるARKインベストは水曜日、主要なデジタル資産とともに株価が下落する中、暗号資産関連株を合計2540万ドル分購入した。
この買い増しは、フロリダ州セントピーターズバーグに拠点を置く同社が、市場の下落局面でエクスポージャーを積み上げるという一貫した戦略を継続していることを示している。
同社は、イーサリアム財務管理企業Bitmine Immersion Technologies(BMNR)の株式36万232株を購入し、金額にして1060万ドルとなった。
さらに、暗号資産取引所Bullish(BLSH)に885万ドル、Coinbase(COIN)に591万ドルを追加投資した。
何が起きたのか
ビットマイン株は水曜日に6.5%下落し、29.32ドルとなった。
ブリッシュは1.93%安の42.15ドル、コインベースは8.6%安の244.19ドルで引けた。
これらの購入は、暗号資産市場が軟調だった月曜日に約6000万ドル規模の買い越しを行ったのに続く動きとなる。
ビットコインは水曜日の米国午前の取引で一時9万ドル近くまで急騰した後、反落した。
その後、時価総額トップの暗号資産であるビットコインは約8万5300ドルまで下落し、引けにかけて8万6000ドル台で推移した。
水曜日の買いは、直近数週間で確立されている、価格下落局面で暗号資産エクスポージャーを積み増すというARKのパターンの延長線上にある。
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なぜ重要なのか
この戦略は、短期的なボラティリティにもかかわらず、暗号資産セクターの長期的成長に対するARKの強い確信を示している。
ARKは暗号資産関連株に大きなポジションを保有しており、コインベース株だけで約6億900万ドル相当を握っている。
同社はまた、上場投資信託(ETF)を通じてCircle Internet Groupに3億2300万ドル、Bitmine Immersion Technologies に2億7500万ドルを配分している。
ウッド氏率いる運用会社は、バリュエーションがより魅力的になると判断したタイミングで、価格急落時に保有株を積み増すことが多い。
こうした買いパターンは、市場の下落局面を出口ではなく、エクスポージャーを増やすための「押し目買い」の機会と捉えるARKの姿勢を反映している。
暗号資産株は、暗号資産市場全体の弱さと歩調を合わせる形で、継続的な売り圧力にさらされている。
こうした購入は、機関投資家が、直近の米連邦準備制度理事会(FRB)の政策決定後のボラティリティに対応する中で行われた。
下落局面で一貫して買いを入れるARKの姿勢は、通常は価格下落時にエクスポージャーを減らしがちな個人投資家の行動とは対照的だ。
市場ストレス時に多額のポジションを積み増すという同社の姿勢は、現在のバリュエーションが魅力的な参入水準であるとの確信を示している。
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