ドージコイン（DOGE）は、11月に763日続いた斜めのサポートトレンドラインを下抜けした後、 0.13ドル前後の重要サポートをテストしている。
このミームコインは現在0.131ドルで取引されており、前年比で58％安、直近1カ月で20％安となっている。
テクニカルアナリストは、長期にわたる下落トレンドにもかかわらず、 早期の安定化シグナルを指摘している。
短期的な売り圧力は和らぎつつあり、買い手が重要な価格帯を守っているようだ。
何が起きたのか
DOGEは12月初旬に0.136ドルから急落し、その後、複数回にわたりサポートを試した。
価格は一時的に0.124ドルを割り込み、流動性を刈り取った後に反発した。
トークンは0.126ドル付近でより高い安値をつけ始めており、 以前より早い段階で買いが入っていることを示唆している。
アナリストのCrypto Tonyは、0.128〜0.130ドルのゾーンを重要な分岐領域として特定した。
このゾーンはこれまで価格上昇を抑えてきた領域であり、 ブル派にとってはここを奪還することが極めて重要となる。
4時間足チャートではRSIのダイバージェンスが形成されており、 指標がより高い安値をつけている一方で、価格は0.140ドル超から じりじりと安値を更新し続けてきた。
この乖離は、長期にわたる下押し圧力の後、転換点付近でよく見られるパターンだ。
売りのスパイクは徐々に小さく、攻撃的でなくなっており、 分配局面が終わりに近づいている可能性を示している。
こちらも参照: Cardano Privacy Token NIGHT Sees $3 Billion Volume Spike After Launch Volatility
なぜ重要か
ドージコインが11月に763日続いたサポートトレンドラインを下抜けたことで、 強気サイクルの終了を懸念する声が高まった。
週足チャートではRSIもMACDも強気のダイバージェンスを示しておらず、 反発の可能性は限定的に見える。
テクニカルアナリストは、終値で0.130ドルを割り込むと、 0.095ドルまで25％の急落を招く可能性があると警告している。
一方で、買い手が0.128〜0.130ドルのゾーンを奪還できれば、 DOGEは0.135ドル、さらには0.140ドル方向への回復を試す可能性がある。
直近のスイングハイである0.132ドル近辺を明確に上抜けることができれば、 モメンタム転換の確認材料となるだろう。
現在のサポート水準を維持できなければ、 次の下落目標として0.105ドルと0.095ドルが意識される。
日足チャートでは、DOGEは下降パラレルチャネルの中で推移しており、 安値を更新し続けている。
価格はチャネルのミッドラインを下抜けており、 0.105ドル付近のサポートトレンドラインに向けて さらに下落が続く可能性が高まっている。
暗号資産全体の市場は依然として重く、 ビットコインは直近のボラティリティを経て9.7万ドル前後で推移している。
ドージコインは、2024年後半のピーク時と比べて ミームコインセクター全体の勢いが低下していることも逆風となっている。
一方で、直近24時間の取引高は19.9億ドルと高水準を維持しており、 価格の弱さにもかかわらず、市場参加は続いているようだ。
次に読む: South Korea Lawmaker Urges Rapid Stablecoin Adoption to Protect Won Sovereignty