マイケル・アーリントン氏は、TechCrunchおよびCrunchBaseの創業者であり、ソーシャルメディアへの投稿で、ドル建て評価額で見た自身の暗号資産保有のうち、上位5銘柄のひとつとして**XRPを公表した。この開示には、Bitcoin、Ethereum、Solana、Immutable**も含まれており、ポートフォリオ戦略や機関投資家のポジショニングをめぐって、暗号資産コミュニティで即座に議論が巻き起こった。
何が起きたのか:テック業界幹部が保有銘柄を公開
アーリントン氏の投稿には業界関係者から大きな反響が集まり、ビットコインへの一点集中を主張する立場から、分散投資を重視する戦略まで、幅広い意見が寄せられた。
業界関係者であるトニー・エドワード氏も、主要保有銘柄について語る中で、BTCとETHに加えてXRPを挙げ、同様のバランス型の構成を示した。
この開示は、Arrington CapitalがRippleおよびSBIホールディングスと共に、参加者が「大規模な機関向けXRPトレジャリー」構築と表現するEvernorthの取り組みを支援してから3カ月後に行われたものだ。このプロジェクトは、機関投資家による採用拡大と、分散型金融やレンディングプロトコルを含む台帳上アプリケーションの支援を目指している。
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なぜ重要なのか:機関投資家としてのポジショニング
アーリントン氏の関与は、公開発言にとどまらず、機関向けインフラ整備への直接的な取り組みにまで及んでいる。10月の提携により、同氏のファンドは、規制環境下でのXRPユースケース拡大の取り組みの一角を担う形となり、積極的な支持表明と実務面でのコミットメントが結びつく構図となっている。
XRPは2025年12月17日時点で約1.93ドルで取引されており、直近の取引セッションでは2.00〜2.20ドルのレンジ内で推移している。
XRPのCME先物は、2025年10月末にオープンインタレストが約30億ドルと過去最高を記録し、規制されたエクスポージャーを求める機関投資家の需要拡大を反映した。
アーリントン氏は以前、3月時点で、90日、180日、1年、3年の各期間で、XRPが主要資産の中で最も優れたパフォーマンスを示してきたと主張していた。しかし、足元のパフォーマンス指標は、もはやその主張を裏付けるものとはなっていない。
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