ソラナ(SOL)は金曜日、重要な120ドルのサポート水準が繰り返し試されるなか、約123ドルで取引された。
この水準を明確に割り込めば、仮想通貨アナリスト Crypto Patel によれば、75ドルまで急落する可能性があると指摘されている。
主要な仮想通貨全体が軟調な中でも、このトークンは24時間で1.4%の上昇を記録した。
ソラナの時価総額は697億ドル、日次取引高は16.8億ドルに達している。
何が起きているのか
ソラナは11月下旬以降、売り手による執拗な売り圧力を受けながらも120ドルゾーンを防衛してきた。
Patel はX上で、サポート割れならまず75ドルまで下落し、その後500ドルへ向かうという2段階のシナリオを示した。
彼は、市場は直線的には動かないと強調し、より高いターゲットに向けた上昇前に、SOLが一度75ドルまで下押しする必要があるのか疑問を投げかけた。
テクニカルチャートでは、121〜122ドル近辺にダブルボトムの形成が見られる。
直近の高値から引ける下降トレンドラインを上抜けたことで、短期的な強さが示唆されている。
125〜126ドルのレンジは、過去の上昇が失速した直近のレジスタンスとして意識される水準だ。
複数のテクニカル指標は、短期足での売られ過ぎを示している。
しかし、ソラナの価格は依然として20日・50日・100日・200日の指数平滑移動平均線(EMA)を下回っている。
特に20日EMA(約127.60ドル)が最初の大きなレジスタンスとして立ちはだかる。
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なぜ重要か
120ドル水準は、ソラナの短期的な方向性を左右する重要な攻防ラインとなっている。
サポートが繰り返し試される局面では、大きなブレイクダウンか力強い反発のいずれかが起きやすい。
終値ベースで120ドルを割り込めば、ダブルボトムのパターンは否定され、より下のサポートゾーンに向けて売り圧力が加速する公算が大きい。
逆に、127〜128ドルを明確に回復できれば、直近の弱気ムードを打ち消し、上方向への余地が再び開けることになる。
価格面で苦戦が続く一方で、ソラナのネットワークのファンダメンタルズは依然として強い。
ソラナ上のDEXスポット取引高は、2024年第3四半期の1590億ドルから2025年第3四半期には3430億ドルへと、前年比で2倍以上に増加している。
価格下落とネットワーク活動の拡大というこの乖離は、現在の弱さがファンダメンタルズの悪化ではなく、テクニカル要因によってもたらされている可能性を示唆している。
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