Coinbase Institutional は、パーペチュアル先物、予測市場、stablecoin payments が2026年の支配的なトレンドになると指摘した。
取引所のリサーチ部門は、伝統的なブーム&バストのサイクルが、機関投資家向けインフラへと置き換わりつつあると主張している。
リサーチ部門グローバル責任者の David Duong 氏と、リサーチアソシエイトの Colin Basco 氏が執筆した見通しは、12月19日に公開された。
個人投資家による投機やミームコイン熱は後退し、プロのトレーディングと規制された商品が主導権を握りつつある。
何が起きているのか
パーペチュアル先物は現在、主要な取引所全体の取引高の大半を占めている。
これにより、暗号資産の価格形成の仕組みが根本的に変化した。
レバレッジ、資金調達レート、デリバティブの流動性が、スポットの買いよりも価格変動を左右している。
2025年末の清算イベントにより、レバレッジは大きく圧縮された。
コインベースはこれを「撤退」ではなく構造的なリセットだと位置づけている。
より厳格な証拠金要件により、市場はショックをより効率的に吸収できるようになった。
予測市場は、ギャンブル的なプラットフォームから、正当な金融ツールへと進化している。
米国での税制変更は、2026年により多くのユーザーを、こうしたデリバティブを基盤とする市場へと向かわせる可能性がある。
ステーブルコインは依然として、暗号資産の主要なユースケースであり続けている。
企業は、国際送金、財務管理(トレジャリー)、決済のために、それらを利用するケースを増やしている。
コインベースは、ステーブルコイン市場が2028年までに1.2兆ドルに達すると予測している。
取引所は、人工知能(AI)が、ブロックチェーンが提供するプログラム可能で24時間365日稼働する金融インフラを必要としていると主張している。
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なぜ重要なのか
このレポートは、2026年を「より厳しい金融環境の下で暗号資産市場がスケールできるかどうか」の試金石と位置づけている。
個人投資家の投機を軸としたおなじみのサイクルモデルは、機関投資家の存在感が増すにつれ、信頼性が低下しつつある。
The GENIUS Act for stablecoins により、ステーブルコイン分野へ資本をコミットするための自信を機関投資家に与えた。
デジタル資産トレジャリー(DAT)は2025年に拡大したが、直近では評価額に起因する統合・再編が進んでいる。
コインベースは、企業が単純な蓄積ではなく、プロフェッショナルなトレーディングに特化する「DAT 2.0」モデルへの移行を見込んでいる。
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