Uniswap (UNI) は、分散型取引所プロトコルが BlackRock のトークン化ファンド拡大と結び付けられたニュースを受けて2月11日に約42%急騰し、約4.57ドルまで上昇した。しかしその急騰中に、大口保有者が約595万枚を売却し、上昇分のおよそ26%が帳消しとなり、価格は約3.40ドル付近まで押し戻された。
何が起きたのか:UNIの急騰と売り浴びせ
このラリーは突然始まったわけではない。12時間足チャートでは、UNIは1月中旬から強気のダイバージェンスを形成しており、価格が安値を切り下げる一方で、相対力指数(RSI)は高値を切り上げていた。
オンバランスボリューム(OBV)は2月11日に下降トレンドラインを上抜けし、同日にブラックロック関連のヘッドラインが報じられたことで、個人投資家が積極的にトークンへ殺到したことが確認された。しかし、このブレイクアウトのローソク足は上ヒゲが長く実体が小さい形となり、4.50ドル付近で売り手が買い圧力を吸収している初期シグナルとなった。
オンチェーンデータによると、その日、大口UNI保有者が保有する供給量は約6億4,846万枚から6億4,251万枚へと減少した。価格が4.57ドル近辺で推移していたことを考えると、約595万枚の減少は、約2,700万ドル規模の売り圧力に相当する。
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なぜ重要なのか:クジラの分配リスク
一連の流れから、ブラックロック主導の急騰は、長期的なトレンド転換というよりも、大口保有者にとっての流動性イベントとして機能したと考えられる。個人投資家が需要を提供し、クジラが供給を出した結果、大口ウォレットによる分配が終わると同時に買い圧力のモメンタムが崩れた。
現在UNIは約3.40ドル付近に位置しており、出来高は弱まり続けている。トークンが3.21ドルを維持できれば持ち合いに入る可能性もあるが、そのサポートは長期的な蓄積ではなく短期的な買いに依存している。
3.21ドルを明確に割り込むと、以前の反転パターンの「ヘッド」にあたる2.80ドル付近まで下落する可能性があり、ブラックロック関連の上昇分は完全に消し飛ぶことになる。
上昇モメンタムを取り戻すには、UNIが現在レジスタンス帯となっている3.68〜3.96ドルのゾーンを再び奪還する必要がある。このゾーンは、今回のブレイクアウト失敗後、主要な抵抗領域として意識されている。



