バンク・オブ・アメリカの先進国ファンドのフローデータによると、2026年入り後数週間で、国際株式は米国株式のおよそ50倍の資金を集めた。
アメリカ株からのシフトは、機関投資家が資本を欧州およびアジア市場へ振り向けたことによって起きた。
先進国株式ファンドは、1月下旬までの年初来で500億ドルの純流入を記録した。そのうち390億ドルが国際株に向かい、全体フローの78%を占めた。同期間に米国株式に流入した資金はわずか7億7100万ドルだった。
欧州株式ファンドには50億ドルが流入し、日本株には20億ドルが集まった。米国市場外へのフロー集中は、パンデミック後の強気相場を特徴づけてきた米国株優位の状況を反転させた。
ローテーションのパターン
米国株は1月第1週に、EPFRデータによれば189億ドルの流出となり、2025年2月以来最大の週間流出を記録した。
テクノロジーセクターファンドは、投資家がAIの収益化タイムラインに疑問を抱くなかで、3週連続の資金流出となった。
チャールズ・シュワブのリサーチは、国際株式のパフォーマンスを支える好条件を指摘している。欧州では、中銀による利下げや、ドイツなど一部諸国での財政支出拡大が追い風となった。
先進国の国際株式は、2025年の大半で米国市場をアウトパフォームした。
為替動向も重要な役割を果たした。2026年のドル安見通しは、国際株式を保有する米国投資家のリターンを押し上げる傾向がある。FRBの利下げ観測や中央銀行の独立性への懸念がドルを圧迫した。
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バリュエーションギャップと利益成長
国際株は、S&P500の予想PER22倍と比べて、特に米国株式に対して割安水準で取引されている。
先進国の国際市場に上場する企業の利益は、2026年にS&P500と競合しうるペースで加速すると予想されている。
バンク・オブ・アメリカは1月、米国のメガキャップ・テクノロジー株が「完璧さを織り込んだ」環境に直面していると警告した。同社は、2026年に株主還元向けの5,000億ドル超がAI向け設備投資に振り向けられ、株価の支えが弱まると試算した。
株式市場のローテーションは、地政学的な再編が資本フローと貿易パターンを再構築するなかで進行している。ブルームバーグの分析では、防衛、エネルギー安全保障、インフラといったテーマが、サプライチェーン再構築に伴う持続的な設備投資の恩恵を受けるとされる。
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