長期保有のビットコイン (BTC) 投資家は今月だけで37万枚超を動かしており、アナリストのあいだでは、8万5,000ドルのサポート水準が維持されるのか、それとも暗号資産が8万ドル近辺まで下落するのかを巡って議論が起きている。
何が起きたのか:大規模な分配
複数の市場観測者はここ数日、古いウォレットからの支出が顕著に増加していると指摘している。これは一般的に、初期の保有者が高値圏で強気相場に乗じて売却していることを示すパターンだ。
8万5,000ドル水準は重要な分岐点として浮上している。この価格帯は78.6%フィボナッチ・リトレースメントと重なり、昨年末に見られた大規模な持ち合いゾーンとも一致している。
アナリストの0xVLは、このサポートを「後には引けない一線」と表現しつつも、ETFへの資金流入だけでは、収益圧力に直面するクジラやマイナーによる協調的な出口に完全には対抗できないと認めている。オーダーブックや建玉は、このゾーンに集中しつつある。
関連記事: Why Central Banks Are Stockpiling Gold Instead Of U.S. Debt For First Time Since 1996
なぜ重要か: capitulation(投げ売り)の可能性
ビットコインは最近、2023年10月以来初めて2年移動平均線を下回った。この動きをアナリストのCryptoJoeは、歴史的に強力なシグナルだと評している。過去に価格がこの水準を割り込んだ局面では、その後も下落が続き、長期にわたる蓄積フェーズが訪れる傾向があった。
もっとも、すべての観測者が持続的な下落を予想しているわけではない。BlockViz.xyzは、現在の状況を完全なトレンド崩壊というより「所有権のローテーション」と位置づけ、機関投資家や押し目買い勢が長期保有者の売りを吸収する可能性を指摘する。
アナリストのArchitect of Truthは、クジラウォレットのデータを示し、大口保有者は市場から完全に撤退しているのではなく、利益のローテーションを行っていると指摘している。9万3,000ドル近辺にはショートポジションの積み上がりによる集中流動性が形成されており、これらトレーダーが踏み上げられれば、急激な上昇を引き起こす燃料となり得る。

