Bitcoin は8万8,000ドルを上抜け、トレーダーが8万9,000ドル付近のレジスタンスを試したものの、時間足チャートでは8万8,750ドルに下降トレンドラインが形成された。暗号資産は100時間足の単純移動平均線を上回るサポートを維持しつつ、強気派が上値の主導権をうかがう展開となった。
何が起きたのか:サポートからの回復
ビットコインは8万5,500ドル上方でサポートを確保し、回復の波を開始して価格を8万7,000ドルおよび8万7,200ドル超へと押し上げた。
価格は、8万9,484ドルのスイングハイから8万6,611ドルの安値への下落に対する50%フィボナッチ・リトレースメント水準を上抜けた。
強気派はビットコインを8万8,000ドル上方へと押し上げ、暗号資産は100時間足単純移動平均線の上で推移した。時間足チャートのKrakenのデータによれば、直近の下落局面に対する76.4%フィボナッチ・リトレースメント水準と重なる8万8,750ドル付近に直近レジスタンスが形成された。
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なぜ重要なのか:上値余地
8万8,000ドルを明確に上抜けて定着すれば、新たな回復局面が始まり、最初の重要なレジスタンスとして8万9,500ドルを試す可能性がある。次のレジスタンス水準は8万9,800ドル付近となり、この水準を上抜けてクローズできれば、価格は9万200ドルや9万500ドル近辺を目指す展開となりうる。
さらに上昇が進めば、ビットコインは9万1,500ドルや9万2,000ドル付近を目標とする可能性がある。
一方で、8万9,500ドルの突破に失敗した場合、再び下落局面に入り、8万8,000ドルにサポート、8万7,250ドル付近に主要サポートが控える展開となりうる。
時間足MACDは強気領域で上昇ピッチを強めており、相対力指数(RSI)も50を上回ってきている。
追加のサポート水準としては8万6,500ドルと8万5,500ドル付近が意識され、メインサポートは8万4,500ドル周辺に位置している。
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