BitMine Immersion Technologiesの会長であるトム・リー氏は、株主に対し、会社の発行可能株式数を 100倍に引き上げる提案を承認するよう呼びかけた。
イーサリアム(ETH)を財務資産とする同社の取締役会は12月8日、 普通株の発行可能株式数を5億株から500億株に増やす定款改正案を全会一致で採択した。
リー氏の株主向け声明を受け、BitMineの株価は1月2日に約11%上昇した。
年次株主総会は1月15日に**ウィン・ラスベガス(Wynn Las Vegas)**で開催される予定だ。
何が起きたのか
リー氏は、この提案がBitMineによる即時の500億株発行を意味するわけではないと説明した。
「これは、私たちが5,000億株を発行するという意味ではありません。あくまで、合計の最大発行可能株数を そこに設定したいということです」とリー氏は述べた。
会長は、発行可能株式数を増やす理由として3つの根拠を示した。
1つ目は、ATM(株式売出し)や転換社債、ワラントなど資本市場での資金調達を可能にするためだ。
2つ目は、潜在的な合併・買収を含む、好機を捉えた取引に柔軟に対応できるようにするためだ。
3つ目は、イーサリアムの価格動向に連動する同社株価の推移に合わせ、将来的な株式分割を実行できるようにするためだ。
BitMineは2025年7月に方針転換し、イーサリアムを主要な財務資産とする戦略に切り替えた。
現在、同社は約411万ETHトークンを保有している。
株主は1月14日午後11時59分(米東部時間)までに議案への投票を行う必要がある。
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なぜ重要なのか
発行可能株式数の増加は、BitMineが株式分割を行う際の実務的な制約を解消することを目的としている。 現状の枠では、株式分割を実施する余地が限られているためだ。
リー氏は、Bloombergが算出した係数に基づき、同社株価がイーサリアムの値動きに連動していると主張し、 ETH価格が大きく上昇した場合でも株式を「手の届く水準」に保つには、分割が必要だと説明している。
ただし、直ちに新株を発行するわけではないというリー氏の説明にもかかわらず、この提案は株主の間で 希薄化リスクへの懸念を呼んでいる。
BitMineの株価は、6月30日にイーサリアムを財務戦略の中心に据えて以来、86%上昇している。
発行可能株式数を増やしても、それだけで自動的に新株が発行されるわけではないが、将来の資金調達や 株式を活用した取引を容易にする。
BitMineを支援する機関投資家には、ARK Invest、Founders Fund、Pantera、Galaxy Digitalなどが 含まれている。
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