Nvidia が計画している NemoClaw(Wiredが3月9日に報じ、Nvidiaの開発者会議GTCで正式発表される見込みの、オープンソース企業向けAIエージェントプラットフォーム)は、AI関連暗号資産トークンへの買いを再び活発にしている。
Bittensor のTAOトークンは過去1週間でおよそ30〜40%上昇し、市場データによれば約235ドルという数週間ぶりの高値を付けた。
この上昇は、Bittensorエコシステム内部のマイルストーン達成と時期が重なっているものの、AIセクター全体への期待によるものか、プロジェクト固有の要因によるものかを切り分けるのは難しい。
NemoClawとは何か
NemoClawは、企業が自社のワークフォース全体に自律型AIエージェントを展開できるようにする、Nvidiaが計画中のオープンソースプラットフォームだ。
Nvidiaは正式なGTCでのローンチ前に、早期アクセスパートナーシップを求めて Salesforce、Cisco、Google、Adobe、CrowdStrike などにこのプロダクトを 提案している と報じられている。
このプラットフォームはハードウェアに依存せず(非Nvidiaチップ上でも動作する)、エージェントガバナンスに関する企業の懸念に対応するため、セキュリティとプライバシーのツールが標準搭載される設計になっている。
Nvidiaはまだいかなる提携も正式には認めておらず、正式発表は今後の予定だ。
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なぜAIトークンが動いたのか
Nvidiaに関する報道に加え、今週の暗号資産市場全体のリスクオンのセンチメントが重なり、AIセクターのトークンは総じて上昇した。CoinMarketCapのデータによると、TAOは一時約235ドルまで上昇し、6週間ぶりの高値をつけた。また、先物のオープンインタレストは、週初の約1億6000万ドルから2億2100万ドルまで増加した。ここに、Bittensor固有の2つの進展が重なり、効果を増幅させた。
1.1兆トークンでトレーニングされた720億パラメータの言語モデル「Covenant-72B」が、Bittensorの分散型Subnet 3上で 技術的マイルストーンとして発表された のが3月13日だ。
別件として、開発者とAIエージェントがBittensorのサブネットに自動的に参加できるオンボーディングプラットフォーム Astrid Arena がローンチし、サブネット参加の加速を狙っている。
それでもTAOは、2025年11月の高値約497ドルを大きく下回る水準で取引されている。現在の時価総額は約21億ドルと、過去ピーク時の一部にとどまる。
前提条件と留意点
元記事が主張する「Bittensorが『Nominated Proof of Stake』メカニズムへ移行している」という点は、独自には確認できなかった。
Bittensorは標準的なNPoSではなく、サブネット全体でYuma Consensusメカニズムを採用している。また、General Tensorの500万ドルの資金調達ラウンドについての主張も、検証可能な情報源からは確認できなかったため、本稿からは除外している。
元記事で引用されている10x Researchの「強い買いシグナル」は、手法が公開されていない独自指標だ。
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