クジラ(大口投資家)は96時間のあいだに5億2500万枚のドージコイン (DOGE)を買い集めた。価格が約0.105ドル付近でもみ合うなか、0.15ドルへの上昇をめぐる思惑が再燃している。
SpaceXのIPO申請後にドージコインのクジラ買いが加速
トークンは5月22日時点で約0.105ドルで取引されており、24時間比では0.07%の小幅安にとどまっている。一部アナリストは、このチャートパターンをさらなる上昇に向けた「仕込み局面」とみている。
オンチェーンデータ分析を行うSantimentによれば、大口保有者は4日間で約5億枚のDOGEを買い増しし、保有残高は189.3億枚に達した。
この取得分の評価額は現在価格ベースで約19.9億ドルに相当し、発行枚数1700億枚のうち約0.34%を占める計算となる。
こうした積み増しは、SpaceXがIPOに向けた書類を提出したタイミングと重なる。同社は水曜日に米証券取引委員会(SEC)へS-1を提出しており、ティッカー「SPCX」で6月12日にナスダック上場予定とされる。
申請書では企業価値を1.75兆ドルと試算しており、この水準が実現すれば、イーロン・マスク氏は世界初の「トリリオネア(資産1兆ドル超)」になる可能性があると指摘されている。
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アナリストがDOGEの強さをマスク氏と結び付ける理由
現物DOGEの上場投資信託(ETF)は5月に215万ドルの資金流入となり、2月以来で最も強い月間流入額を記録した。これにより純資産は1485万ドルまで拡大している。アナリストは、ETF需要とクジラの買いが重なっていることから、今回の動きは短期的な個人投資家の熱狂ではなく、実需に近い関心の高まりだとみている。
中核となるテーマは依然として「マスク氏との結び付き」だ。同氏はこれまで、公の場で自身のイメージを繰り返しドージコインと結び付けてきたため、6月の上場が大きな注目を集めれば、トークンも反応するとトレーダーは予想している。
テクニカル面では、週足チャート上で「ラウンディングボトム(底練り)」が形成されつつあり、0.15ドル方向を示唆している。ただし、RSIは42と依然としてモメンタムの弱さを示しており、上昇を確定させるには0.112ドルのレジスタンスを明確に上抜ける必要がある。これが達成されれば、約40%の上昇となる計算だ。
さらに強気を示す指標として、加重ファンディングレートが5月21日に0.0088%まで上昇し、4月28日以来の高水準を付けた。この水準は、0.10ドル割れを見込んだポジションよりも、上昇に賭けるトレーダーが多いことを示している。
ドージコインは、ファンダメンタルズというより、マスク氏関連のニュースで大きく動くパターンを長く続けてきた。2021年5月には、同氏が米人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」に出演したタイミングで一時0.73ドル超まで急騰したものの、その後は長期にわたりレンジ相場が続いた。現在の0.10ドル近辺での攻防も、特定の著名人に紐づくミーム銘柄らしい、値動きのパターンに沿った展開だと言える。
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