カナダ・ナショナル銀行が、XRP (XRP) を投資対象とするETFと、4本のビットコイン (BTC) ファンドに小口で投資していることが、SEC(米証券取引委員会)への開示からわかった。
2026年6月30日時点の保有額は合計で約11万1,240ドルだった。
主なポイント
- SEC提出書類には、BitwiseのXRP ETFを330株(評価額3,848ドル)、ProSharesのビットコインETFを5,310株(評価額4万2,321ドル)保有していると記載。
- 5本の暗号資産ファンドの保有額合計は四半期末時点で約11万1,240ドル。
- 一方で、GrayscaleのXRPトラストは2026年上期に償還対応のため1億341万XRP(評価額1億8,078万ドル)を売却した。
XRP ETFの保有状況
同銀行が提出したフォーム13Fの書類によると、BitwiseのXRP ETFを330株保有し、評価額は3,848ドルとなっている。
暗号資産関連で最大のポジションは、ProSharesのビットコインETF5,310株で、評価額は4万2,321ドルだった。
さらに、FidelityのWise Origin Bitcoin Fundを1,090株(評価額5万5,644ドル)、Grayscale Bitcoin Trust ETFを150株(評価額6,831ドル)、Grayscale Bitcoin Mini Trust ETFを100株(評価額2,596ドル)保有している。
これら5本を合わせた評価額が、同書類上で11万1,240ドルとなる。フォーム13Fは1列目に時価評価額、次の列に株数を記載する形式であり、今回の開示は「数百万ドル規模」ではなく「数十万ドル規模」の暗号資産ファンドエクスポージャーであることを示している。
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GrayscaleによるXRP売却
カナダ・ナショナル銀行の開示に先立ち、GrayscaleのXRP Trust ETFは2026年上期に大口の償還が発生したことを報告している。
同トラストは、投資家からの償還要求に対応するため、1億341万XRP(評価額1億8,078万ドル)を売却し、その結果として3,416万ドルの実現損を計上した。
なお、両社の開示内容は性質が異なる。
カナダ・ナショナル銀行は四半期末時点で保有している有価証券の残高を報告しているのに対し、GrayscaleはXRPファンド内部での新規設定・償還および残高推移を開示しており、両者の数字は同じ意味での「機関投資家需要」を示すものではない。
GrayscaleのXRPトラストは、2026年初めに1億2,223万XRPを保有していたが、6月30日時点では5,504万XRPまで減少。純資産総額も2億2,336万ドルから5,741万ドルへ大きく縮小した。
同期間中、XRP価格は1月1日の1.84ドルから6月30日の1.05ドルまで下落しており、下落率は40%超に達した。





