イーサリアム (ETH) のバイナンスでの準備高は約1,620万トークンまで急減し、2016年以来の低水準となった。一方で、時価総額ベースで2番目に大きい暗号資産であるETHの価格は、デジタル資産市場全体での売り圧力の強まりを背景に、3,000ドルの水準を再び割り込んでいる。
何が起きたのか:取引所準備高の減少
オンチェーン分析企業Arab Chainは、中央集権型取引所全体でのETH保有量が約10年ぶりの低水準に達したと報告しており、これは短期的なポジション調整ではなく、継続的な引き出しトレンドを示唆している。
データによると、バイナンス単体でも同様の動きが確認されている。同取引所のETH準備高は、2026年初頭の約416.8万トークンから、現在は約400万トークンまで減少している。
通常、コインが取引所から出ていく動きは、即時的な売り圧力として市場に出回る供給が減っていることを意味する。投資家はコールドウォレットへの移動や、分散型金融(DeFi)プロトコルへの資産の投下へとシフトしているようだ。
関連記事: Monero Plunges 38% From $800 Peak While Derivatives Activity Signals Retail Retreat
なぜ重要なのか:供給ダイナミクスの変化
取引プラットフォーム上に滞留するトークンが少なくなると、需要が戻った局面で価格変動が増幅されやすくなる。買い圧力を吸収できる流動供給が限られるためだ。
現在ETHは約2,970ドル付近で取引されており、今月初めに試みた3,300〜3,400ドルのレジスタンスゾーンへの回復の後、3,000ドルを維持できなかった。
トークン価格は依然として200日移動平均線を下回っている。
いまのサポートは2,850〜2,900ドルのレンジにあるとみられており、強気派が流れを取り戻すには3,000ドルの水準を再び奪還する必要がある。
モメンタムを本格的に転換するには、3,200ドルを明確に上抜ける動きが求められる。そうなれば、$3,400のレジスタンスゾーンへ向かう道が開ける可能性がある。
次に読む: The Economist Who Sounded The Alarm Before 2008 Now Warns Of A Far Bigger Crisis

