Bitcoin は、トランプ米大統領(当時)が週末にグリーンランドを巡り欧州8カ国に対し10%の関税を発表したことを受け、投資家がリスク資産から退避したため、月曜日に9万3000ドルを割り込みました。
この仮想通貨は最大3.6%下落して9万2000ドルとなる一方、安全資産への需要が強まったことで金は1オンス4690ドル近辺の最高値まで急伸しました。
Ethereum は4.9%下落し、Solana は8.6%安となり、デリバティブ市場ではレバレッジポジションの清算が約6億ドル規模に達しました。
何が起きたのか
トランプ氏は土曜日、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フランス、ドイツ、イギリス、オランダ、フィンランドに対し、グリーンランドを「完全かつ全面的に購入」する合意に至るまで、2月1日から10%の関税を課すと発表しました。
合意が成立しなければ、関税率は6月1日までに25%へと引き上げられる予定で、NATO同盟国との緊張が一段とエスカレートする構図です。
関税の脅威にもかかわらず、ユーロやポンドなどの欧州通貨は対ドルで上昇し、スイスフランは1カ月で最大の日次上昇率を記録しました。
EUは、米国製品に対して最大930億ユーロ(1080億ドル)規模の報復関税を導入することについて協議に入ったと、複数の報道が伝えています。
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なぜ重要なのか
今回の売りは、地政学的ショック時にビットコインが安全資産として機能するのではなく、依然として伝統的なリスク資産と相関していることを浮き彫りにしました。
金が史上最高値を更新する一方でビットコインが下落したことで、不確実性が高まる局面では貴金属と仮想通貨の動きに乖離が生じることが示されました。
Bloomberg のアナリスト Mike McGlone は、ビットコイン対金比率が30倍に戻るのではなく、むしろ10倍程度まで低下する可能性を指摘し、金のアウトパフォームを示唆しました。
アナリストらは、ビットコインにとって9万ドルが重要なサポート水準だとみており、この水準を明確に割り込めば、先週一時9万7500ドルを超えた反動として、さらに深い調整局面を招く恐れがあると警告しています。
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