トレーダーが強気パターンと読む上昇チャネルが、実は今年初めに起きた54%の暴落をなぞるようなSolana (SOL) の下落局面を仕込んでいる可能性がある。
重要ポイント:
- ソラナは約83.78ドル付近で取引されており、トレンドラインからわずか約3%上にある。このラインを割れると41.53ドル方向への下落が始まる可能性がある。
- Glassnodeのデータでは、長期保有者の蓄積ペースが1日で13%減速し、チャート上の主要サポートが弱まっている。
- 日足終値が81.24ドルを下回れば下抜けが確定し、1月からの下降トレンドが再燃する。
ソラナのチャネルが隠す「続落リスク」
ソラナは2月6日以降、約3週間にわたって進行した暴落の下限を起点とする平行な上昇チャネルの中で推移している。今週公開された分析は、このチャネルが強気ではなく「見かけ倒し」である可能性を指摘している。
大きな下落直後に形成される上昇チャネルは、見た目と裏腹に「下落トレンド継続のパターン」として機能することが多い。SOLが上側トレンドラインを明確に上抜けて確定するまでは、より大きな流れとしては弱気トレンドが続くシナリオのほうが確率的に高い。
出来高の推移も同じストーリーを語っている。
2月初旬以降、価格がチャネル内で切り上がる一方で買いボリュームは着実に減少し、97ドル超の高値を更新するたびに、そこに積み上がる資金量が細くなっている。SOLは今、その脆弱な土台のまま下側トレンドラインへ向かってじりじりと戻っている。
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Glassnodeデータが示す「確信低下」
オンチェーンの記録は、なぜタイミングが重要なのかを物語る。155日以上コインを保有するウォレットの保有量を測るGlassnodeの「Hodler Net Position Change」は、5月25日に約320万SOLでピークを付けた後、翌日には約278万SOLへと減少し、一日で13%落ち込んだ。
長期保有者は依然として買い越しだが、そのペースは明らかに鈍っている。この減速は、チャートが安定した買い需要を最も必要としているトレンドライン接近のタイミングと重なっている。
一方で短期保有者は心強い存在とは言い難い。彼らの「含み損益(Net Unrealized Profit/Loss)」は6カ月ぶり高水準付近にあり、最近購入した層はごく小さな含み損しか抱えておらず、ホールドに対する確信も弱いことを示している。こうした層は、より深いドローダウンに耐えるよりも、早めに売却して撤退する傾向が強い。
注目すべきソラナの価格水準
いま主導権を握っているのは価格そのものだ。日足終値が81.24ドルを割り込めば下落ブレイクが確定し、まずは76.61ドルが最初の下方ターゲット、さらに下落が続けば63.21ドルが次のチェックポイントとなる。
1月の「続落パターン」を完全になぞる形になれば、現在値から約50%下の41.53ドル付近まで下落するリスクが浮上する。一方で、87.45ドルを明確に奪還できれば弱気シナリオはいったん後退する。この水準は5月20日以降のすべての戻り局面を上値で抑えてきた抵抗帯でもある。
この警告に重みがあるのは、SOLがすでに同じパターンを経験しているからだ。トークン価格は1月中旬から2月初旬にかけての約3週間で半値以上下落し、その後に形成された春先からの上昇チャネルが、辛うじて相場を支える脆い「床」となってきた。だがオンチェーンデータは、いまその床が再び弱まりつつあることを示している。
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