戦略会長のマイケル・セイラーは火曜日、ビットコイン(BTC)が新たな「クリプト冬」に入ったと述べ、現在のドローダウンは過去5年間で5回目となる主要な市場収縮だとしつつも、この下落は過去のサイクルほど深刻ではないと主張した。
セイラー「今回のクリプト冬はより穏やかで、期間も短い可能性」
「私たちは現在、クリプト冬の中にいる」とセイラーはFox Businessとのインタビューで述べ、今回の下落はこれまでの弱気相場よりも「はるかに穏やか」であり、その後に回復局面が続くとの見方を示した。
その自信の背景として、デジタル資産に対する機関投資家の支援が強まっていることを挙げ、銀行の参加拡大、デジタル信用市場の拡大、そして米国の政治環境がこの分野を後押ししていると評価した。
株式で資金調達したビットコイン戦略でバランスシートのリスクを抑制
セイラーは、同社のビットコイン平均取得価格が7万ドル台半ばと推計され、現在の市場水準を上回っていることへの懸念を退けた。大半の取得が負債ではなく株式によって資金調達されているため、この水準はそれほど重要ではないと説明した。
セイラーによれば、同社は2024年から2025年にかけて約550億ドルの資本を調達し、そのうち借入は約80億ドルにとどまるという。
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こうした資本構成により、価格変動がバランスシートへ与える圧力を抑えつつ、市場サイクルを通じてビットコインを買い増しし続けられる体制が整っていると述べた。
さらに同社は数十億ドル規模の現金と多額のビットコイン準備を保有しており、短期的な市場パフォーマンスに依存せずとも、数十年にわたり事業運営や配当の支払いを維持できる水準だと強調した。
ビットコイン価値上昇を前提とした長期的な資本戦略
セイラーは、投資家へのコミットメントを果たす手段として、ビットコインそのものを投資家に返還する方法、自社保有分を裏付けとした株式の発行、あるいはデジタル資産ポジションに連動したデリバティブの活用など、複数の選択肢があると述べた。
また同社が提供する二桁利回りの優先株商品についても擁護し、その仕組みはビットコイン価格の長期的な上昇期待を前提としており、大幅に超過担保を確保していると説明した。
マクロ要因より構造的な需要を重視
金利政策の行方についての具体的な見通しは語らなかったものの、セイラーはビットコインの長期的パフォーマンスは、非主権的な価値保存手段としての役割、デジタルファイナンスの中核資産としての地位、そしてグローバルに移転可能な財産形態としての性質によって支えられていると主張した。
現在の市場低迷にもかかわらず、こうした構造的な需要要因は揺らいでいないと述べた。
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