ケイマン諸島ジョージタウン、2026年4月15日、Chainwire 発
この3年間の契約により、30億ドル相当の ETH が ETHGas のハイパフォーマンス・ステーキング・サービス(HPS)にコミットされ、Ethereum が拡大を続ける機関投資家向け決済レイヤーとして機能するための、フォワード・プライシング・インフラ構築に向けた大きな一歩となる。
ETHGas は、Ethereum にフォワード市場と実行保証をもたらすパフォーマンス・インフラであり、ether.fi は、オンチェーン銀行の代替として台頭しつつある非カストディアル・ステーキング・プロトコルのリーダーである。両者は本日、Ethereum 上の機関投資家向けブロックスペース市場の開発を前進させるため、30億ドル規模の商業契約を締結したと発表した。
Ethereum のマーケットインフラのギャップ
現在の Ethereum では、ブロックスペースはリアルタイムのスポットオークションを通じて割り当てられており、フォワード・プライシングや事前購入、実行保証の仕組みは存在しない。各ブロックは直前の数秒で争われるため、バリデータは収益が予測できず、アプリケーションは実行の確実性を欠き、機関投資家はスケールして運用するためのリスク管理ツールを持てていない。スループットが増大し、機関投資家の活動が加速するなか、すでに機関向けビークルに250億ドル超の ETH が保有されていることからも明らかなように、ブロックスペースのフォワード市場が存在しないことは、Ethereum の金融インフラにおける極めて重大なギャップとなっている。
ETHGas がウォール街向けにこれをどう解決するか
ETHGas は、バリデータが将来のブロック包含権を事前に売却できるエクスチェンジ・レイヤーを構築し、ロールアップ、トレーダー、ソルバー、オンチェーン・アプリケーションなどの購入者が、事前に保証された実行権を取得できるようにする。これにより、Ethereum のブロックスペースにフォワードカーブが導入され、ネットワークの最も根源的な資源に対する真の価格発見と、機関投資家が Ethereum 上でスケールして運用するために必要なリスク管理ツールが実現される。
サプライサイドの構築
ブロックスペースのフォワード市場は、その背後に深く、コミットされたバリデータ参加があって初めて機能する。280万 ETH 超のステーキング残高を運用し、Ethereum で最大級のバリデータ・フットプリントを持つ ether.fi は、まさにその役割を担う存在である。ETHGas の HPS サービスに対する30億ドルのコミットメントは、機関投資家、ロールアップ、オンチェーン・アプリケーションに対し、スケールした実行保証を信頼性高く提供するために市場が必要とするサプライサイドの基盤を確立する。
「歴史上のあらゆる主要コモディティ市場は、スポットから先物へと進化してきました。次は Ethereum ブロックスペースです。ether.fi のコミットメントにより、この市場を現実のものとするために必要なバリデータの厚みがもたらされます。それによって、Ethereum がグローバルな機関投資家向け資本の決済レイヤーとして機能するための基盤が築かれるのです」と、ETHGas の創業者兼 CEO であるKevin Lepsoe 氏は述べている。
パートナーシップの条件
本契約の下で、ether.fi は現在保有する ETH の約40%、すなわち30億ドル相当を、3年間の期間で ETHGas のハイパフォーマンス・ステーキング(HPS)サービスにコミットし、契約成立と同時にデプロイすることに合意している。また ether.fi は、契約期間中、ETHGas のプリコンファメーション・プラットフォームを排他的に利用することにも合意した。これらのコミットメントには継続的なパフォーマンス条件が付されており、両者は別途の合意により、パートナーシップの範囲と規模を拡大する可能性がある。
3年という構造は、構築されるインフラのスケールを反映している。ブロックスペース先物の深く流動性の高い市場を確立するには時間を要するが、その成果は機関投資家、バリデータ、トレーダーをはるかに超えて広がる。Ethereum 上で構築するエンタープライズや開発者は、これまで存在しなかった、実行タイムラインの保証と予測可能なトランザクションコストを前提にアプリケーションを設計する能力を手にすることになる。これは構築可能なものの範囲を一変させ、ウォール街におけるトークナイゼーションのスケールアップを支え、電気料金のようにトランザクションコストが消費者にとって「見えない」コストとなるようなコンシューマー向けアプリケーションにおける Ethereum 利用を後押しする。
「バリデータ・キャパシティを ETHGas にコミットすることは、ステークされた ETH が成し得ることを最大化するという当社のミッションを、直接的に拡張するものです。プリコンファメーションはユーザーにとって実行の確実性を高め、ブロックスペースの構造化されたフォワード市場への参加は、これまで存在しなかった利回り機会を開きます。私たちは、今日の Ethereum ではなく、“これからの” Ethereum に向けて構築しているのです」と、ether.fi の CEO 兼創業者である Mike Silagadze 氏は語る。
このパートナーシップは、大口 ETH 保有者が Ethereum の次の発展段階にどのように参加し得るかについて、一つの前例を示すものだ。トークン化資産が大規模にオンチェーンへ移行し、予測可能で信頼性の高い実行に対する機関投資家の需要が高まるにつれ、ブロックスペースはグローバルな金融市場における重要インフラ・レイヤーとなる。ETHGas と ether.fi のコミットメントは、その需要に応えるべく、Ethereum に必要なバリデータの厚みと市場構造を構築するための、より広範な取り組みの始まりを意味する。
ETHGas について
ETHGas は、Ethereum ブロックスペースに対するコミットメントのための決済インフラである。ETHGas は、3ミリ秒という低レイテンシの決済時間と、高精度かつ予測可能な注文実行を中核とする包括的なプロダクトスイートを提供することで、ユーザーの Ethereum とのかかわり方を変革する。ETHGas のミッションは、Ethereum をリアルタイムネットワークへと進化させ、その次のステージを解き放つことである。ETHGas は、エンドユーザーがガス価格のボラティリティから自らを守り、追加利回りの機会を解き放ち、Ethereum エコシステム内での体験を向上させられる未来を構想している。
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ether.fi について
ether.fi は、支出額で業界をリードする暗号資産クレジットカード「Cash」を擁する、最も急成長しているオンチェーン銀行代替ソリューションである。リステーキング・プロトコルとして始まった ether.fi は、現在では完全な金融プラットフォームへと発展している。DeFi ネイティブなユーザーから一般ユーザーまでが、ボールト、ステーキング、クレジットカード製品を利用して、オンチェーンとオフチェーンの金融生活をつないでいる。ether.fi は、ユーザーが暗号資産で容易かつ安心して「稼ぎ、使う」ことを支援する点で卓越している。
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