コモロ連合・ムツァムドゥ発、2026年9月16日(Chainwire)
MEXCは、取引手数料ゼロを掲げるデジタル資産取引所として、2026年7〜8月分のセキュリティ報告書を公開した。報告書によると、この2カ月間に寄せられたリスク関連資金に関する215件すべての通報について、流入資金を完全に遮断し、その総額は約3,866万USDTに達した。一方、先物保険基金(Futures Insurance Fund)残高は7.92億USDTに拡大。BTC、ETH、USDT、USDCの主要4資産の準備金比率はいずれも100%を上回る水準を維持している。
2026年7〜8月、暗号資産業界全体では184件のセキュリティインシデントが報告され、被害総額は約5億3,500万ドルに上った。フィッシングや詐欺に加え、エンドポイントおよびサプライチェーンを狙った攻撃が全体の約48%を占めた。攻撃者がAIを活用し、フィッシング文面の自動生成やマルウェア作成を効率化する動きも強まっている。攻撃手法が多様化するなか、リスク関連資金を早期に特定・遮断するとともに、プラットフォーム横断での追跡体制を強化することが、ユーザー被害の抑制に一段と重要になっている。
リスク関連資金215件を全件遮断、総額3,866万USDTを保全
7〜8月の期間中、MEXCは外部での窃盗や詐欺などに起因し、同社プラットフォームへの流入が確認されたリスク関連資金に関する通報215件に対応した。結果として215件すべてで流入資金の遮断に成功し、対象額は38,655,490 USDTに上った。このうち42件は司法機関による凍結手続きへの支援案件だった。前回報告期間と比べると、遮断に成功した案件数は約2,971%増、遮断額は約12,646%増と急増している。
リスク関連資金の追跡および処理において、MEXCは主要な業界プレーヤーと連携し、不審アドレスの共有や資金フローの把握を実施。既存の共同調査スキームや法執行機関との協力枠組みに基づき、検証および凍結手続きも支援した。
2万件超のリスク関連アカウントを特定・制限、誤送金60万USDT超をユーザーへ返還
アカウントリスクのモニタリングでは、期間中にリスク関連行為との関連が認められた20,752アカウントを特定し、利用制限措置を講じた。これは前回報告期間比で118.03%の増加となる。また、リスクグループ(関連アカウント群)は5,288グループと判定され、こちらも20.35%増加した。地域別では、独立国家共同体(CIS)が1,803グループと最多で、次いでナイジェリアが1,099グループ、インドネシアが976グループと続いた。
誤送金資産のユーザー返還については、MEXCが手作業で精査した返還申請が818件に上り、総額602,225 USDT相当をユーザーに返金した。返還額は前回報告期間比で75.31%増となった。
先物保険基金は7.92億USDTに拡大、マイナス残高リスクへのバッファを強化
2026年9月1日時点で、MEXCの先物保険基金残高は791,696,422 USDTとなり、前回報告期間比で5.44%増加した。
先物保険基金は、清算過程で発生する可能性のあるマイナス残高を補填する役割を担い、極端な相場変動時におけるリスクバッファとして機能することで、自動デレバレッジ(ADL)発動リスクの抑制にも寄与している。強制清算が破産価格より有利な価格で約定した場合、その差額が保険基金に積み立てられる仕組みだ。ユーザーはMEXC Proof of Trustページで、保険基金残高をリアルタイムで確認できる。
主要4資産の準備金比率は100%超を維持、BTCは約288%
今回開示されたプルーフ・オブ・リザーブによると、MEXCは以下4つの主要資産について、いずれも100%を上回る準備金比率を維持している。
- Bitcoin(BTC):準備金比率は約288%。ユーザー保有資産4,282.20 BTCに対し、ウォレット保有残高は12,312.75 BTC
- Ethereum(ETH):準備金比率は約113%で、ウォレット保有残高は66,227.79 ETH
- USDT:準備金比率は約115%で、ウォレット保有残高は約19億4,000万USDT
- USDC:準備金比率は約114%で、ウォレット保有残高は約1億9,485万USDC
これら準備資産に対応するオンチェーンアドレスは開示済みであり、ユーザーはマークルツリーを用いた検証により、自身のアカウント残高がプルーフ・オブ・リザーブに正しく含まれているかを確認できる。
さらにユーザー資産保護のセーフティネットとして、MEXC Guardian FundはUSDTとBTCによる二層構造の準備体制を敷いている。USDTは即時の流動性供給を担い、BTCは相場サイクルを通じた長期的なリザーブ資産として機能する。MEXCは同基金の規模を現在の1億ドルから5億ドルへ段階的に拡大し、ユーザー資産保護を一段と強化していく方針だ。関連する保有アドレスは以下の通り。
Guardian Fund ウォレットアドレス:
- USDT: 0x469AfE803C54A36674C55231489Cf4b61da8c1bC
- BTC: 1MDVjZdX8QD212pT8Z8EMP7DuFQHKqN3mx
> MEXCのVugar Usi CEOは次のように述べている。 > 「この業界における真の準備通貨は“信頼”です。ユーザー資産を守るということは、リスクが顕在化した瞬間に即座に動くと同時に、私たちの言葉だけでなく、ユーザー自身が検証できる形で情報を提供することを意味します。当社は今後も、リスク関連資金の特定と遮断の能力を高め、プラットフォーム横断および法執行機関との連携を深めることで、被害ユーザーの損失回復を可能な限り支援していきます。隔月でのセキュリティ報告書の公表も、こうしたコミットメントの一環であり、当社のセキュリティパフォーマンスを継続的に可視化し、評価していただくための取り組みです。」
MEXCについて
2018年に設立されたMEXCは、「ゼロ手数料」で多様な投資機会へアクセスできるグローバルなマルチアセット取引プラットフォームである。170以上の市場でユーザーにサービスを提供し、暗号資産、株式、トークン化資産、デリバティブに加え、伝統的金融(TradFi)と連動した商品群を、一つの口座・一つのゲートウェイからシームレスに提供している。
ゼロ取引手数料、厚い板と高い流動性、幅広い取扱銘柄、高速な取引環境を特徴とし、「より早く見つけ、より迅速に動き、少ない障壁で取引したい」リテール投資家向けに設計されている。暗号資産と伝統的金融の融合が進むなかで、MEXCはグローバルな投資機会へのアクセスを一層容易にし、ユーザーが自由に取引し、あらゆる機会を“MEXCmize”できる環境づくりを掲げている。
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