Telegramの創業者であるパベル・デュロフは、トランザクション確定時間を1秒未満まで短縮するアップグレードにより、TON (TON)ブロックチェーンが現在は従来の10倍高速になったと述べた。
TONのCatchain 2.0アップグレード
デュロフは4月9日、Catchain 2.0と名付けられた新しいコンセンサスメカニズムがネットワーク上で稼働を開始したと発表した。これによりブロックは400ミリ秒ごとに生成され、以前の約6倍の速度となった。ストリーミングレイヤーも導入され、アプリは次のブロックサイクルを待つことなく、ほぼ即座に更新を受け取れるようになっている。
アップグレード前、ユーザーはトランザクションのファイナリティを得るまで5秒以上待つ必要があった。この待ち時間が、オンチェーン決済やトレーディングを従来型アプリと比べて遅く感じさせる一因となっていた。
「トランザクションは今やインスタントで、サブセカンドです」とデュロフは語った。
彼はこの大幅な改修を、「Make TON Great Again(MTONGA)」と呼ばれる7段階計画のステップ1だと位置付けている。ステップ2ではトランザクション手数料を6分の1に削減する予定だ。残る5つのステップについて、デュロフは具体的なタイムラインを明かしていない。
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TONとソラナの手数料比較
このアップグレードは、レイヤー1ネットワーク同士がユーザーとステーブルコイン送金を巡って激しく競争する中で行われた。TONは現在、最速ブロックチェーンランキングで14位に位置している。平均送金コストは約0.00315ドルで、一方ソラナ (SOL)は約0.00201ドルと、ソラナの方が約40%安い。
もしMTONGAで予定されている手数料削減が実現すれば、TONはソラナよりもおよそ3.5倍安価になる計算だ。この差は、1セント未満の違いがユーザー行動を左右しやすいマイクロペイメントやステーブルコイン送金の分野で重要になり得る。
2024年以降のTONアクティビティ低下
デュロフの野心とは裏腹に、オンチェーンアクティビティは急激に落ち込んでいる。TON上のDEX出来高は、2024年のピークである14億ドルから、2026年4月時点では2600万ドルまで減少した。ロックされた総価値(TVL)も、過去最高の7億6600万ドルから5500万ドルへと同期間に縮小している。ステーブルコイン決済では依然としてイーサリアム (ETH)が優位に立っているものの、より安価なトロン (TRX)、ソラナ、BNBチェーン (BNB)、そして現在のTONなどの代替チェーンが、そのシェアを少しずつ奪いつつある。
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