ブロックチェーンオラクルプロバイダーである DIA は、二次市場の流動性が乏しい デジタル資産の本源的価値を算出するために設計された新オラクル「DIA Value」を ローンチした。これにより、分散型金融における拡大する価格ギャップ に 対処することを目指している。
RWA.xyz と DeFiLlama のデータによると、トークナイズド国債、リキッドステーキングトークン、 利回り付きステーブルコインは合計で1000億ドル超のオンチェーン資本を占めるまでに成長している。
従来型のオラクルは、主に取引所から市場価格を集約する。しかし、資産の取引頻度が 低かったり、流動性が薄い場合、この手法は信頼性を欠く可能性がある。
「オラクルは一つの問いに答えるために作られてきました。 『市場はこの資産をどう評価しているのか?』という問いです」と、 DIAのビジネス開発責任者 Dillon Hanson 氏は語る。 「しかし、DeFiに流入してくる機関投資家向け資産の多くは二次市場で取引されていません。 その場合に必要なのは、『この資産は根本的にいくらの価値があるのか?』という 別の問いに答えるインフラです。Valueはまさにそれを実現します。」
DeFiインフラにおける市場価格依存リスク
市場ベースの価格に依存するリスクが顕在化したのは昨年10月10日で、 およそ190億ドル相当のレバレッジ付きDeFiポジションが24時間以内に清算された。 ストレス下のマーケットデータがオラクルシステムを通じて流れ込み、 自動清算をトリガーしたためだ。 非流動性資産の場合、オーダーブックが薄いと価格操作や不正確なバリュエーションが 生じやすく、それがレンディング市場や担保システム全体に波及しうる。
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DIA Valueはこれに対処するため、プロトコルの基礎データから直接価値を算出する。
例えばこのオラクルは、stETHのような利回り付き資産について、薄いマーケット取引に 依存するのではなく、スマートコントラクトから償還レートを読み取ることで価格を算出できる。
「satUSD+ は利回り付きステーブルコインであり、その価値はDEXでの直近の取引価格ではなく、 プロトコルのステーキングコントラクトが実際に支払っているリターンによって定義されます」と、 Riverチームは述べている。
トークナイズドファイナンスのためのインフラ構築
DIAによれば、このモデルは伝統的金融で長年用いられてきたバリュエーション手法を 反映しており、非流動性資産の純資産価値(NAV)計算や準備金検証などが含まれる。
「伝統的金融は何十年も前に、NAV計算、モデル価格評価(マーク・トゥ・モデル)、 準備金検証といった手法によって非流動性資産の価格付けを解決してきました」と、 DIAのプロダクト責任者 Zygis Marazas 氏は語る。
このオラクルはすでに Euler、Morpho、Silo、Hydration などの DeFiプラットフォームに統合されており、レンディング市場からステーブルコイン準備金の 検証まで、トークナイズド資産が分散型金融全体に広がる中で多様なユースケースを支えている。
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