Ethena (ENA) は、マイナスの資金調達率が予想される30%の反発を頓挫させかねない状況にある一方で、2025年9月以来で最も力強い月次収益を記録した。
Ethena の収益と TVL の急増
この合成ドルプロトコルは、5月前半17日間でおよそ60万5,000ドルのプロトコル収益を計上した。これは8か月ぶりの高水準であり、ユーザーインセンティブを差し引いた収益を追跡する DefiLlama のデータでも裏付けられている。
総ロック価値(TVL)は、4月23日以降およそ9億9,800万ドル増加している。
これは、投資家が ENA および Ethena エコシステム全体へのエクスポージャーを高める中で、新たな資本がプロトコルに流入していることを示している。TVL の上昇は通常、そのプロトコルの中核プロダクトに対するユーザーの信頼と需要の高まりを意味する。
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現物買いとパーペチュアルのショートが逆行
データによると、過去10日間でスポット取引所では累積ネットフローが約1億4,000万ドルの流出となっており、これは強気の買い集めと結びつくことが多いパターンだ。投資家はENA の価格変動を通じて買いを続けている。
一方で、パーペチュアル市場は逆方向に動いている。同期間のパーペチュアルネットフローの流出は8億1,900万ドルに達し、ショートポジションが積み上がっている。資金調達率はマイナスに転じており、デリバティブ市場では弱気勢力が優位に立っていることを示している。
この現物での蓄積とデリバティブでの売り圧力の乖離が、ENA の短期的な価格動向を左右する対立構図になっている。
ENA、サポート割れリスク
チャート上では、ENA は細いサポート水準上に位置しており、買い手がこの水準を守れば30%の反発余地がある。一方で下抜けした場合は、本格的な構造的反発を試みる前に、より深い需要ゾーンが意識されることになる。
トークンは2026年にかけて急激なドローダウンを繰り返してきた。CoinGecko のデータによると、ENA は過去7日間で18.3%下落し、過去最高値1.52ドルからおよそ92.9%下方に位置している。一方、時価総額は約9億6,700万ドル前後となっている。
今月初めには、Grayscale Investments が ENA を DeFi Fund に13.59%の比率で組み入れたほか、5月14日には Sunrise DeFi を通じて Solana 上でトークンがローンチされ、直近の反落前にはネットワーク成長が90日ぶりの高水準に達する一因となった。
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