イーサリアム (ETH) は現在、2,150ドルの水準をわずかに下回る水準でじりじりと推移している。トレーダーはこの価格帯を、新たな上昇局面と2,000ドル台への再下落とを分ける分岐点として意識している。
イーサリアム価格、2,150ドルのレジスタンスをテスト
時価総額2位の暗号資産であるETHは、今週2,120ドルゾーン上で反発の波を形成し、荒い値動きが続いた後に下値を固めつつある。
現物価格は狭いレンジに押し込められた状態が続いている。Fortuneが報じたところによれば、5月21日時点でETHは2,116ドル付近で推移し、その前日には取引所データで2,105ドルから2,145ドル程度の値幅で日中の上下動が確認された。
トークン価格は2,140ドルと100時間単純移動平均線の両方を下回っており、短期的には依然として売り手優位であることを示している。明確に2,176ドルを上抜ければ2,220ドル方向への道が開け、買い圧力が続けばその先の注目ゾーンは2,265ドルとなる。
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ETHチャートのシグナルは決定的な値動きを示唆
現在のチャート構成は「二者択一」に近い。2,150ドルで上値を拒まれれば、まず2,110ドル、続いて2,065ドルへの素早い下落リスクが高まり、そこを割り込むと価格は引きずられる形で2,020ドル、さらには2,000ドルの下値めどに向かう可能性がある。
モメンタム指標はまちまちだ。時間足のMACDは強気圏内で勢いを失いつつある一方で、RSIは中立とされる50ラインをわずかに上回る水準に位置している。
2,150ドル帯が重要とされるのは、直近のスイング高値2,197ドル付近からの下落に対する61.8%戻し水準と重なるためだ。チャートトレーダーはこの水準周辺で、いずれかの方向への鋭い反応が出やすいと見ることが多い。
別の日足チャートのレビューでは、Changellyが追跡した分析として、価格の上に位置する50日移動平均線の上昇が指摘されており、これが長期的な上値のハードルとなっていることから、足元のレンジが一段と狭くなっている背景にもなっている。
ここ数カ月の価格変動
現在のこう着状態に至るまでには荒い値動きがあった。ETHは2月に1,743ドル近辺まで下落した後、5月初旬には一時2,300ドル台を回復し、その後再び下落して現在の2,100ドル前半の水準に戻ってきている。
こうした往来の結果、トークン価格は2025年8月に付けた約5,000ドルの最高値からは依然として大きく下の水準にとどまっている。現状ではトライアングルがさらに収束しつつあり、このレンジを明確に抜けた次の値動きが、6月に向けた相場の方向性を決定づけることになりそうだ。
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