グレースケール(Grayscale)は、新たに1万9,200枚のイーサリアム(Ethereum)をステーキングし、約4,460万ドル相当をロックしました。さらに、ブロックチェーン分析企業Arkhamによると、3月13日にはEthereum Mini Trustを通じて、約1億2,160万ドルに相当する5万7,600ETHのステーキングも別途コミットしました。これは、第2位の仮想通貨であるイーサリアムが2,300ドル近辺のレジスタンスゾーンで攻防を続ける中で行われた動きです。
グレースケールのステーキング詳細
これら2件のトランザクションは、グレースケールにとってここ数週間でもっとも積極的なステーキング推進の一つを示すものです。
1万9,200ETHのステーキングは、データが公開される数時間前に記録されました。一方、Ethereum Mini Trustを通じた5万7,600ETHのより大きなアロケーションは3月13日に実行されています。両者を合わせると、合計7万6,800ETHがステーキングコントラクトにロックされることになり、その分の供給が即時の流通から外れ、スポット市場の流動性が低下します。
ステーキングされたトークンは、利回りを生む一方で、コミットされている間は売却できません。そのため、この決定は短期的なトレーディングポジションではなく、イーサリアムの長期的な価値に対する構造的なベットだと言えます。
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なぜ重要なのか
機関投資家向けアセットマネージャーによる大規模なステーキングは、ETHが2,300〜2,600ドルの厚いレジスタンス帯を突破しようとしているタイミングで、利用可能な供給を一段と引き締める要因となります。
現在も価格は200日移動平均線を下回っており、2025年後半に付けた直近の下向きの高値も更新できていません。これは、より大きなトレンドがまだ明確に上向きへ転換していないことを示すサインです。2,000ドル割れからの直近の反発局面では出来高こそ増加したものの、その後の上昇の勢いは限定的で、広範な買い集めというよりは選別的な買いが中心であることがうかがえます。
現時点でイーサリアムは分裂した環境に置かれています。機関投資家マネーは長期的なエクスポージャーを確保する一方で、短期トレーダーはマクロ環境の不透明感や、過去の清算イベントの余波が残る中で慎重な姿勢を保っています。





