ニューヨーク証券取引所(NYSE)は月曜、ステーブルコインによる資金決済と即時決済に対応し、 トークン化証券の24時間365日取引を可能にする ブロックチェーン基盤について、SEC(米証券取引委員会)の承認を求めると発表した。
このプラットフォームは、NYSEのPillarマッチングエンジンと、複数チェーンに対応した決済・カストディ用の ブロックチェーン・ポストトレードシステムを組み合わせるものであると、 インターコンチネンタル取引所(ICE)は説明している。
規制当局の承認を前提に、この取引所は、従来型に発行された証券をトークン化したものと、 ネイティブにデジタルとして発行される証券の双方を扱い、株主の配当や議決権などの権利を維持しながら 取引できるようにする。
何が起きたのか
NYSEのデジタル・プラットフォームは、 ドル建て注文とステーブルコインによる資金調達を可能にし、 常時稼働することで、従来の決済システムからの大きな転換点となる。
この取り組みは、ICEが進めるより広範な戦略の一部であり、6つのグローバル清算機関全体で 24時間365日取引をサポートし、トークン化された担保の統合を可能にするための清算インフラ整備を 目的としている。
ICEは BNY と Citigroup と連携し、各清算機関でトークン化預金をサポートすることで、 会員が従来の銀行営業時間外でも資金を移動し、異なる法域にまたがる証拠金義務を 履行できるよう支援している。
「トークン化証券への対応は、新たなグローバル金融時代において、取引・決済・カストディ・資本形成の オンチェーン市場インフラを運営するというICEの戦略における極めて重要な一歩です」と、 ICEの戦略的イニシアチブ担当バイスプレジデントである Michael Blaugrund 氏は述べた。
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なぜ重要なのか
この発表によりNYSEは、2026年後半の開始を目指して23時間の平日取引についてSECの 承認を申請した Nasdaq(2025年12月)と競合する立場となる。
NYSE Arcaは2025年2月に平日22時間取引について承認を受けているものの、 市場データフィードのアップグレード待ちで、まだ実装には至っていない。
米国株のノンストップ取引に対する投資家の需要は国際的な参加の増加とともに高まっており、 2024年には米国株に対する海外保有額が17兆ドルに達した。
Depository Trust & Clearing Corporation(DTCC)は2026年半ばまでに24時間・平日5日(24/5)の 清算を開始する計画で、これは取引時間の大幅延長を支える連続的な決済インフラとして 極めて重要な役割を果たすことになる。
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