**Robinhood Chain(ロビンフッド・チェーン)**上の分散型取引所(DEX)出来高が8月30日に8億7,480万ドル(約8.75億ドル)と過去最高を更新した。7月1日のパブリック・メインネット稼働以来、同チェーンにとって最も活発な取引日となった。
主なポイント
- ロビンフッド・チェーンは8月30日、DEX出来高で過去最高の8.748億ドルを記録。
- うち4.32億ドルをUniswap v4、3.57億ドルをUniswap v3が占めた。
- チェーン上アプリの24時間収益は、イーサリアムやHyperliquidを上回った。
出来高の約9割をUniswap各バージョンが占有
Wu Blockchain Data Centerは、同日のDEX出来高8.748億ドルに加え、日次トランザクション件数が552万1,213件に達したことを報告している。稼働からまだ2カ月足らずのネットワークとしては異例の水準であり、そのほとんどをUniswapが吸収した形だ。
取引の内訳を見ると、Uniswap v4が4億3,200万ドル、v3が3億5,700万ドルを処理し、両バージョン合計で当日の取引額の約9割を占めた。ロビンフッド・チェーンはArbitrum技術を基盤に構築され、トークン化株式など現実資産(RWA)の取引基盤として売り込まれてきたが、ローンチ以降は個人投資家による短期投機が取引の主役になっている。
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手数料収益でイーサリアム、Hyperliquidを逆転
分析サイトDefiLlamaによると、同じ24時間でロビンフッド・チェーン上アプリケーションが生み出した手数料収益は266万ドルに達し、この水準はHyperliquid (HYPE)の170万ドル、Ethereum(イーサリアム) (ETH)の127万ドルを上回った。
Coinbase系L2のBaseが同期間に得た収益は43万8,436ドルにとどまり、ロビンフッド・チェーンの約6分の1の規模にとどまる。立ち上げから2カ月の新興チェーンが、手数料収益ベースで既存のライバルを凌駕した格好だ。
同期間にロビンフッド・チェーンを上回る収益を上げたのはSolana(ソラナ) (SOL)のみだった。収益はトレーダーが実際に支払った手数料ベースで算出されるため、同一資金が一日に何度も回転しうる生の取引高よりも「水増し」が難しい指標とされる。
チェーン内プロトコル別では、GMGNが111万ドルでトップ、次いでPons (PONS)が93万584ドル、Uniswapが30万6,877ドルとなり、この3つで日次収益の約88%を稼ぎ出した。
Ponsトークンが最高値 ローンチパッド間で主導権争い
PonsのガバナンストークンPONSは8月30日に過去最高値となる0.39ドルを付けた。同トークンを軸とするローンチパッドは、競合のNoxaが7月11日に新規トークンの受け入れを停止して以来、ロビンフッド・チェーン上で最も活発な発行プラットフォームとして機能している。8月5日にはUniswap Labsもこの分野への参入を打ち出し、市場シェアを巡る争いが激しさを増している。
Ponsの開発チームは、プロトコル手数料収入の80%を自動バーンを伴う自社トークン買い戻しに回す設計とし、8月29日時点で初期発行10億PONSのうち29%がすでに消却されたと公表した。
ロビンフッド・チェーンは稼働直後から急速に存在感を高めている。ローンチからわずか1週間後の7月8日には、日次出来高が5億6,390万ドルに到達し、「Cash Cat(キャッシュ・キャット)」と呼ばれるミームコインが取引高上位を独占、アクティブアドレス数も約20万件に迫った。その後7月下旬には出来高8億4,680万ドル、アクティブアドレス30万6,893件と、一段と高い水準を記録している。
しかしその後6週間にわたり需要は減速し、8月初旬には日次出来高が1億4,000万ドル台まで落ち込んだ。足元では3週連続で出来高が回復し、7月中旬のピークを上回る水準まで持ち直した結果、今回の過去最高更新につながった。

