イーサリアム (ETH) は、急落して 1,800ドル近辺 まで下落した後、4時間足チャートで収束する三角保ち合いパターンの内部で推移している。テクニカル指標とデリバティブデータは、このパターンの決着が近づいており、次の大きな値動きの方向性を決める可能性が高いことを示している。
何が起きているのか:三角保ち合いが頂点に接近
日足では、ETH は下降チャネルの内部に とどまっており、チャネルの中央線が動的なレジスタンスとして機能し、1,800ドル付近のゾーンが構造的なサポートとして機能してきた。売り込み後の値動きは一段とノイズが増し、ローソク足が重なり合い、押し目も浅くなり、勢いのあるトレンドの継続は見られていない。
4時間足チャートでは、より明確な圧縮が確認できる。下降するレジスタンスと切り上がるサポートで構成された三角形が頂点に近づいており、このような形状は一般的に大きなボラティリティを伴うブレイクアウトの前兆となる。
パターン内で安値が切り上がっていることは、短期的な需要の改善を示す一方で、ETH は依然として2,396ドルの0.5フィボナッチ・リトレースメントの下に抑え込まれている。この水準を明確に上抜けることで、構造は調整から推進へと転換したと判断しやすくなる。
三角保ち合い上抜けと、このフィボナッチ水準の奪還が実現すれば、2,549ドル(0.618水準)や、チャート上の供給ゾーンと重なる2,658〜2,767ドルの価格帯が次のターゲットとして意識される可能性がある。
反対に、上抜けに失敗し、三角形の上昇サポートを割り込むようだと、1,800〜1,746ドルの安値圏が再び試され、今回の保ち合いは反転ではなく、下落トレンド継続のための「途中のもみ合い」として確証が強まることになる。
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なぜ重要か:売り圧力は弱まりつつある可能性
取引所全体でのテイカー買い/売り比率は、1.0 の中立水準を長期にわたり下回り続けており、積極的な売り注文がフローを支配してきたことを示している。この指標は、上位足チャートで確認できる広範な弱気構造とも整合的だ。
しかし、この比率は最近持ち直しており、30日指数平滑移動平均も安定してきている。これは、売りモメンタムが弱まりつつあるサインと捉えられる。比率が 1.0 を明確に上回って推移するようになれば、積極的な買いが優勢に転じたことが確認され、現在の圧縮レンジから上方ブレイクアウトする可能性が高まる。
イーサリアムは現在、テクニカル指標とデリバティブ指標の両面で重要な分岐点に位置している。日足レベルでは均衡状態にあり、4時間足では圧縮が解消間近となっており、オーダーフローデータも 弱気優勢が後退しつつある ことを示唆している。この三角保ち合いからのブレイク方向が、次の推進波となる値動きの行き先を決める可能性が高い。
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