Strategyは先週、ビットコイン (BTC)を1,665BTC、金額にして1億4,270万ドル分買い増す一方、STRC優先株を約1億5,200万ドル分自己取得した。
主なポイント
- Strategyは1BTCあたり平均8万5,681ドルで1,665BTCを取得し、保有残高は84万7,666BTCとなった。
- 累計で639億5,000万ドルを投じ、1BTC当たりの平均取得単価は7万5,437ドル。
- 財務戦略の一環としてビットコイン投資を進める一方、MSTR普通株146万株超を2億4,620万ドルで売却し、エクイティ市場も活用している。
Strategyのビットコイン追加取得
Strategyは、開示資料によると、9月21日から27日にかけて1,665BTCを1億4,270万ドルで取得した。平均取得価格は1BTC当たり8万5,681ドルで、同社が保有するビットコインは合計84万7,666BTCに達した。
同社によれば、これらのビットコイン取得に要した累計投資額は639億5,000万ドルで、平均取得単価は1BTCあたり7万5,437ドルとなる。9月上旬に短期的な買い入れ停止を挟んだものの、その後2週連続でのビットコイン購入となった。
併せて、Strategyは「アット・ザ・マーケット(ATM)」プログラムを通じてMSTR普通株を146万株超売却し、2億4,620万ドルの資金を調達。株式市場からの新規資本を取り込みながら、ビットコイン買い増しとSTRC優先株の自己株買い(同週で約1億5,200万ドル)を同時並行で進めている。
関連記事: XRPが9月30日の株主投票でEvernorthのナスダック上場に道 XRP Faces Sept. 30 Vote That Could Clear Evernorth’s Nasdaq Path
Phong Le CEOとSTRC戦略
StrategyのCEOであるPhong Le氏は7月時点で、STRCの市場価格を長期的に99〜100ドル程度のレンジに収れんさせたい考えを示している。同氏は、100ドルを下回る水準での自己株買いは、将来の優先配当負担を割安に削減できる一方、市場の需給に価格形成を委ねることができると説明する。
こうした方針により、StrategyがビットコインとSTRCの両方に資本を配分している背景が浮き彫りになる。同社はビットコインを中核とする財務戦略を維持しつつ、優先株という調達手段も支え、そのバランスシート戦略を補強している格好だ。
取締役会長のMichael Saylor氏はこれとは別に、ビットコインを「デジタル債務・デジタル株式を含む、より広範なデジタル資本スタックの土台」と位置づけている。このフレームワークのもとでは、ビットコインの買い増しと優先株のマネジメントは、一体の資本戦略として整理される。
9月に入ってからは明確な売買パターンも見えてきた。Strategyは9月8〜13日にはビットコインを一切購入せず、その間にSTRCの自己株買いに1億3,930万ドルを投じた。
続く9月14〜20日には、950BTCを7,570万ドルで取得するとともに、STRCを1億7,400万ドル分買い戻した。直近の週では、ビットコイン購入を1,665BTC(1億4,270万ドル)へと増やしつつ、STRC優先株の買い戻し水準は約1億5,200万ドルと高水準を維持している。
次に読む: BlackRockのCIO「8%台の債券利回りが株式リターンに競合」 BlackRock CIO Says 8% Bond Yields Challenge Equity Returns

