ビットコイン(BTC)は1月31日に8万ドルまで下落し、暗号資産市場全体の清算額が24時間で約17億ドルに達するなか、2025年4月以来の安値を付けた。
この下落は木曜日の9万ドルでの上値拒否に続く動きであり、貴金属市場での急激な売りとも時期が重なった。
CoinGlassのデータによると、およそ26万7,000人のトレーダーがforcedでポジションを閉じられ、ロングポジションが清算総額の約93%を占めた。最大の単一清算はHyperliquidで発生し、イーサリアム(ETH)の1,300万ドル超のポジションが対象となった。
ビットコインは現在、2025年10月に記録した過去最高値12万6,000ドルから34%下落した水準で取引されている。土曜日の値動きは、木曜日にビットコインが数時間のうちに9万ドルから8万1,000ドルまで急落し、その後8万4,000ドル付近まで戻したところから続く下落局面を拡大させた。
市場全体への圧力
主要アルトコインも同様の下落に見舞われた。イーサリアムは24時間で7%下落し約2,600ドルとなり、BNB と XRP は5〜6%下落した。暗号資産市場全体の時価総額は、この売り圧力の期間中に約2,000億ドル減少した。
暗号資産の下落は、貴金属市場の極端なボラティリティと重なった。ブルームバーグのデータによると、金はオンス当たり5,600ドル近辺の史上最高値から金曜日に最大11%下落し、銀は木曜日の120ドルの高値から約36%下落した。
市場アナリストらは、貴金属のボラティリティについて、直近の上昇相場後の利益確定と、トランプ大統領による金融タカ派ケビン・ウォーシュ氏のFRB議長指名 をめぐる思惑が要因だと分析している。
ウォーシュ氏の指名は金曜朝に正式に確認され、あらゆる資産クラスで金融政策見通しの再評価を引き起こした。
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デリバティブ市場のデレバレッジ
今回の清算の波は、ビットコインがサポート水準を割り込むなかで、レバレッジポジションが強制的に解消されたことを反映している。ロングポジションの清算はtotaled 約15億8,000万ドルに達し、反転前には多くのトレーダーがさらなる上昇を見込んでいたことを示している。
ビットコイン現物ETFは、1月20〜26日の5営業日連続で合計11億ドル超の資金流出を記録し、個人投資家のロスカットと並行して機関投資家のポジション見直しが進んでいることを示唆した。資金流出は、全体の約92%を占める3つの主要商品に集中した。
CryptoQuant のアナリストデータによれば、今回の清算ラッシュはデリバティブ市場で極端な水準に達し、レバレッジロングポジションを一掃した一方で、資金調達率は依然としてプラス圏にとどまった。この組み合わせは、下落時点でもポジション圧力が完全には解消されていなかったことを示している。
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