ビットコイン(BTC)は、Glassnode の最新マーケット分析によると、第4四半期の下落後、2026年入りにかけて8万ドル前半から9万ドル半ばのレンジで推移している。
暗号資産市場では、ETFへの資金流入を通じて機関投資家の需要が戻りつつあり、モメンタム指標も改善の兆しを見せている。
しかし、オンチェーンでの継続的な資本流出から、構造的な需要は依然として低調な状態がうかがえる。
Glassnode のアナリストは、市場を「脆弱なレンジ相場(fragile consolidation regime)への移行局面」と位置付けた。
何が起きたのか
米国スポット型ビットコインETFのフローは、1週間あたり7.4億ドルの資金流出から、3.24億ドルの資金流入へと反転した。
ETFの取引高は40%増加し、140億ドルに達した。
ETF保有者のMVRVレシオは1.68に上昇し、評価益が高水準にあることから、短期的な利益確定売りリスクが示唆されている。
デリバティブ市場では、先物のオープンインタレストが2.5%増加し、303億ドルとなり、ポジション構築が進んだ。
一方、オプションのオープンインタレストは22.6%減少し、257億ドルとなり、積極的なリスク縮小が示されている。
ネットワーク活動も改善し、アクティブアドレス数は6.9%増の66万5000件、送金ボリュームは22.4%増の87億ドルへと拡大した。
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なぜ重要なのか
実現資本の成長率はマイナス0.4%と依然としてマイナス圏にあり、参加指標が改善しているにもかかわらず、ネットでの資本流出が続いていることを示している。
短期保有者と長期保有者の供給比率は19.3%と、歴史的な平均を上回る水準だった。
このように価格感応度の高い資本の比率が高いことから、市場は短期的なボラティリティに対して敏感になりやすい状況にある。
含み益の出ている供給割合は65.3%から68.4%へと回復する一方で、実現損失による売り圧力は大きく低下した。
市場は、機関投資家フローが改善する一方で、オンチェーンの構造的需要が弱いという相反する要因に直面している。
Glassnode は、この組み合わせにより、ビットコインは「高値圏を再構築しようとする局面で、ボラティリティと利益確定リスクに敏感な状態」が続いていると指摘した。
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