ハッシュプライスは2026年3月初旬までに、1ペタハッシュ毎秒・1日あたり28〜30ドルまで急落し、世界のマイニング設備のおよそ15〜20%が採算割れとなった。
公開企業として上場しているマイナー全体の、ビットコイン1枚あたりの加重平均キャッシュコストは、CoinSharesの最新四半期レポートによれば、2025年第4四半期に79,995ドルまで上昇した。
2025年末にかけて3回連続でマイニング難易度が下方調整された。これは2022年7月以来となる連続マイナス調整であり、マイナーの大規模なキャピチュレーション(投げ売り)が起きていることを裏付けた。
2025年第4四半期は、2024年4月の半減期以降でビットコイン(BTC)マイナーにとって最も厳しい局面となった。ビットコイン価格は10月初旬の124,500ドルから12月下旬には86,000ドルへと31%下落し、その間にネットワークハッシュレートも約10%低下した。
マイナーのキャピチュレーションが加速
上場マイナーは、事業損失を補填するために準備金を取り崩し、ピーク時から合計で1万5,000BTC超を減少させた。
Core Scientificは2026年1月だけで約1,900BTC(1億7,500万ドル相当)を売却し、第1四半期中に残りの保有分のほぼすべてを処分する計画を示している。
Bitdeerは2月にトレジャリーをゼロまで削減し、Riot Platformsは2025年12月に1,818BTC(1億6,200万ドル相当)を売却した。
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AIシフトがマイニング収益を凌駕
2026年初頭までに、公開マイニング企業セクター全体で累計700億ドル超の人工知能(AI)およびハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)関連契約が発表された。
上場マイナーは、2025年初頭の約30%から比率を大きく高め、年末までに収益の最大70%をAIから得る可能性があると見込まれている。
IRENは現在37億ドルの転換社債を抱えている。WULFの総負債は57億ドルに達し、CIFRはAIインフラ構築の資金調達のために17億ドルの第一優先担保付シニアノートを発行した。CORZの第4四半期におけるコロケーション収入は3,130万ドルに達し、総収入の39%を占めた。
ビットコインマイニング向けインフラ(1メガワットあたり70万〜100万ドル)とAI向けインフラ(1メガワットあたり800万〜1,500万ドル)とのコスト差が、現在大規模に実現されつつあるコンバージョン(転用)機会を生み出した。





