イーサリアム (ETH) は一時2,168ドルまで急伸したものの、その後2,050ドルを割り込み反落した。1時間足の各種指標は弱気モメンタムを示しており、ETH/USDのチャート上では2,040ドル付近に収束型トライアングルが形成され、2,000ドルの防衛に苦しむ強気派にとって上値抵抗となっている。
何が起きているのか:ETHの戻りが失速
トークンは1,950ドル上で下値を固め、1,980ドルと2,020ドルのレジスタンスを上抜けして2,168ドルのセッション高値を付けた。しかし、この上昇はすぐに全戻しとなった。
価格は再び2,050ドルを割り込み、現在は100時間足の単純移動平均線(SMA)の下で推移している。1,745ドルのスイング安値から2,168ドル高値までの上昇幅に対する38.2%フィボナッチ・リトレースメント水準も割り込んだ。
直近のレジスタンスは2,040ドル付近で、この水準では1時間足ETH/USDチャート上に収束型トライアングルが形成されている。
2,120ドルを明確に上抜けできれば、2,165ドル、さらに2,250ドル方向への上値余地が開ける可能性がある一方、2,065ドルを超えられない場合は、1,950ドル(上昇幅の50%フィボナッチ・リトレースメント)や1,850ドル方向への新たな下落局面に入るリスクが高まる。
1時間足MACDは弱気ゾーンで下落モメンタムを強めており、RSI も50を下回っている。
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なぜ重要なのか:企業による買い集め
今回の反落は、大口・機関投資家がより安い水準で参入しているタイミングと重なっている。
Yellow Mediaの先の報道によれば、BitMine Immersion Technologies は、保有するトレジャリー資産で約80億ドルに迫る含み損を抱えているにもかかわらず、先週だけで約8,600万ドル相当の40,613ETHを追加購入した。
同社は上場企業であり、現在は433万ETHを保有している。これは流通供給量の3.58%に相当し、1枚あたり平均約3,800ドルで取得している計算だ。この平均取得単価は現行価格を大きく上回っており、イーサリアムの長期的価値に強い確信を持って賭ける一方で、こうした大手機関保有者が負うリスクの大きさも浮き彫りになっている。
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