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原油80ドルでBTCの上昇一服、Wintermuteが警鐘

原油80ドルでBTCの上昇一服、Wintermuteが警鐘

ビットコイン (BTC) はいったん6万3000ドルまで下落した後、 6万7000ドル付近まで回復した。これは、週末に実施された米・イスラエルによる イランへの共同軍事攻撃を受け、リスク資産全般で発生した 大規模な売り が要因だと、トレーディング企業Wintermuteが3月2日のマーケットアップデートで報告している。

何が起きたのか:紛争が市場を揺さぶる

Wintermuteが「Epic Fury」と 表現した今回の作戦では、 土曜深夜にイラン軍施設への攻撃が行われ、最高指導者や高官が死亡したと報じられた。 これに対しイランは、イスラエルや米軍基地、ドバイ、アブダビを標的とする ドローン・ミサイル攻撃で報復した。

月曜日までにホルムズ海峡は実質的に封鎖され、湾岸地域の空域も閉鎖された。

この紛争は、緊張緩和への明確な道筋が見えないまま3日目に突入した。

原油価格は9%急騰して一時80ドルを突破し、アナリストはブレント原油の 予想価格を100ドルへ引き上げた。価格も急伸し、時価総額は 数時間でおよそ1兆ドル増加した。

米国株式市場は寄り付きでギャップダウンし、ダウ平均は一時500ドル超下落した後、 下げ幅を縮小した。VIXは2026年で最も高い水準に達し、防衛関連株は急騰した。 暗号資産ETFのフローは、先週後半に一時的な明るさを見せ、5週連続の資金流出に 終止符を打つ形で10億ドル超のネット流入となったものの、年初来では約45億ドルの 流出が続いている。

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なぜ重要か:インフレリスクの高まり

Wintermuteは、原油価格の高止まりがインフレを押し上げることで、 いままさに鈍化を見込んでいた中央銀行のシナリオを狂わせ、 米利下げ開始をさらに後ずれさせる可能性があると警告した。 同社は、暗号資産は「そのトレードの悪い側に位置している」と指摘している。

デスクでの機関投資家の参加は依然として低調で、BTCが昨年11月から9月にかけて 8万5000〜9万5000ドルで推移していた時期と比べると見劣りする。 当時は押し目買いがはるかに活発だったが、「いまの水準では買いがほとんど入ってこない」 と同社は述べた。

オプションのボラティリティは急騰し、DVOLは30〜40台から55前後まで上昇。 これは2023年以来最大の動きとなった。

現在、オプション市場は日次で2.5〜3%の値動きを織り込んでいる。

大きなプットスキューがあるにもかかわらず、Wintermuteは、 BTCが5万ドル台半ばから後半の水準に下落すれば、12〜18か月の時間軸で 魅力的なリスクリワードを提供しうるとの見方が市場で広がりつつあると指摘する。

アルトコインは典型的なベアマーケットのパターンをたどっており、 上昇は短命で、追随して買い上がる動きは乏しい。 もしホルムズ海峡の封鎖が続き、エネルギー価格の高止まりが続くようであれば、 同社は、実物資産やコモディティへの資金移動は「まだ続く余地がある」とし、 暗号資産には引き続き大きな買いが入りにくい状況が続くとみている。

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