ウィンターミュートのオンチェーン運用部門「Armitage」、 ボールト基盤にRailnetを採用

ウィンターミュート傘下Armitageが、ETH・USDCなどのイールド戦略を 提供するボールト基盤にRailnetを採用。第1弾はWETH Yield。
37分前
ウィンターミュートのオンチェーン運用部門「Armitage」、 ボールト基盤にRailnetを採用

フランス・パリ、2026年10月20日、Chainwire配信

Armitage by Wintermute は、フィンテック企業、暗号資産取引所、ウォレット事業者など数百万規模のユーザー基盤に、運用型イールド商品を提供することを目指し、その戦略基盤としてRailnet上にイールド戦略を構築していく。

Railnet上で最初にローンチされる戦略は「WETH Yield」で、年率3〜4%程度の利回りを目標とする。今後はステーブルコインおよびRWA(実世界資産)関連の戦略も順次追加される予定だ。

ウィンターミュートは、日次平均で100億ドル超の取引高を記録し、70を超える中央集権型・分散型の取引 venue でアルゴリズム取引を展開するグローバル・マーケットメイカーである。

Armitageの担保管理アプローチ

一般に、高流動性資産以外を担保として扱う場合、市場変動時のポジション解消(清算)には、サードパーティーのキーパーに依存せざるを得ない。これに対しウィンターミュートは、自社で清算執行を行えるため、Armitageは受け入れ可能な担保資産の範囲を広げ、オンチェーンのレンディング市場へのアクセスを拡大できる。

イールド戦略運用におけるRailnetの役割

Railnetは、Armitageが複数のマーケットにまたがるイールド源を一元的に組み合わせるためのボールト・インフラを提供する。流動性特性や決済タイミングが異なる複数の運用先を、単一のオンチェーンNAV(純資産価値)として管理できるのが特徴だ。

Armitageは、あらかじめ承認された複数の運用先(venue)間でリバランスを行うことはできるが、ボールトから資産を任意に引き出したり、他用途へ迂回させることはできない設計となっている。

Railnet第1弾戦略:WETH Yield

「WETH Yield」は、レバレッジを活用したETHステーキングに、レンディングおよびプライベートクレジットを組み合わせた戦略である。ステーキングされたETHを担保としてさらに借り入れを行い、追加のイールド源へと投下しつつ、換金ニーズに備えたWETHのリザーブを維持する構成を想定している。

ETHポジションに利回りを求める機関投資家に対し、これらのポジションを単一のマネージド戦略としてパッケージ化する。フィンテック企業、暗号資産取引所、ウォレット事業者は、自ら複雑なポジションを構築・運用することなく、ユーザー向けに提供できる。

償還は非同期で行われ、償還期間は48時間を予定。リスク管理については、市場ごとの供給上限(サプライキャップ)設定およびオラクル監視によって対応する。

次期戦略:USDC Prime と USDC Select

Armitageは、USDCを活用した2つの戦略「USDC Prime」と「USDC Select」もRailnet上で展開する計画だ。USDC Primeはオンチェーンレンディングとトークン化米国債を組み合わせ、USDC Selectはさらに機関投資家向けクレジット(信用供与)を加える。

USDC Prime は、より保守的なレンディング配分を志向しており、想定ポートフォリオ構成は以下の通り。

  • 80%:Morpho上の「Armitage Prime」でのUSDC供給(cbBTC、wstETH、WBTCを担保とし、保守的な清算LTVを設定)
  • 15%:Ondo OUSGを通じたトークン化米国債
  • 5%:USDC流動性リザーブ

USDC Select は、Morphoのレンディングに加え、Mapleを通じた担保付き貸付を組み入れる。想定ポートフォリオ構成は以下の通り。

  • 75%:Morpho上の「Armitage Select」
  • 10%:Mapleを通じた担保付きレンディング
  • 10%:Ondo OUSGを通じたトークン化米国債
  • 5%:USDC流動性リザーブ

いずれの戦略も、流動性特性や決済サイクルが異なる複数の資産を、単一のオンチェーンNAVの下に束ね、償還に対応するためのUSDCリザーブを備える。

> 「オンチェーンの資本運用は、単一のレンディング市場を超えた段階へと進化しています。 > 調達先を増やす上で最も難しいのはリスク管理です。Armitageは長年培ったリスク管理の規律を提供し、Railnetはこれらの戦略をオンチェーンで運用・流通させるためのインフラを提供します」

Igor Igamberdiev(Armitage リード)

> 「Railnetは、アセットマネージャーが多様な戦略をオンチェーン上でシームレスに運用し、Railnet Appや、手数料設計をカスタマイズ可能な統合APIを通じて、フィンテックや機関投資家へ配信することを容易にします」

Laszlo Szabo(Railnet 共同創業者兼CEO)

Armitageについて

Armitage は、ウィンターミュートが展開するオンチェーン・ボールト運用・キュレーション部門である。対応するすべての市場で自ら清算執行を行うことで、受け入れ可能な担保資産の範囲を拡大し、預け入れ投資家にとってのイールド機会を大きく広げている。拡大を続けるDeFiエコシステムの中で、新たなイールド機会が生まれるプロトコルやチェーンへとスケールしていく設計となっている。詳細は https://armitage.wintermute.com/ を参照。

Railnetについて

Railnet は、オンチェーン資産運用のためのボールト・インフラを提供するプロジェクトである。DeFiおよびトークン化された実世界資産(RWA)を含むオンチェーンのイールド源に対し、アセットマネージャーが戦略を構築・運用・配信できるようにし、機関投資家水準の統制・管理機能とレポーティングを備える。詳細は https://railnet.org/ を参照。

問い合わせ先

マーケティングディレクター
Marie Siegrist
Railnet
[email protected]

免責事項: これは発行者によって提供された第三者コンテンツであり、情報提供のみを目的として公開されています。Yellow はここに記載された内容を独自に検証しておらず、誤りや省略に対して責任を負いません。本内容は投資、法律、会計、税務に関するアドバイス、または資産の売買勧誘を構成するものではありません。
最新のプレスリリース
すべてのプレスリリースを表示