機関向けアルゴ、ブロック取引、リテール配信をカルシの予測市場・パーペチュアルに接続
【ニューヨーク 2026年7月22日(PRNewswire)】デジタル資産の投資ライフサイクル全体を支える 機関投資家向けインフラ・テクノロジー・データのリーディングプロバイダーであるタロス(Talos)は22日、 次世代金融取引所カルシ(Kalshi)との統合を発表した。これにより、既にデジタル資産取引に利用されている タロスのインターフェースから、選定された機関投資家は、追加の接続開発を行うことなく、 カルシのイベント契約および暗号資産パーペチュアルを取引できるようになる。
予測市場と米オンショアのパーペチュアルは、機関投資家にとって重要性を増す市場として台頭しており、 参加を支える機関投資家水準のツールが求められている。カルシの規制クリアリング構造は、 機関投資家が従来のオプションや先物市場で利用してきた枠組みに近い環境を提供する。 タロスは、これらの市場を既存のワークフローに自然に組み込めるよう、 2つの主要機能をローンチする。
まず取引所内取引では、マーケットメイカーやヘッジファンドなどのクライアントは、 タロスのアルゴ取引スイートにアクセス可能となる。アルゴには、アイスバーグ注文、 ペグ注文、スナイパー、TWAP(時間加重平均価格)、POV(出来高割合)などが含まれ、 マーケットインパクトを抑えながら執行を進められるよう設計されている。 タロスのマルチレッグ執行スイートは、これをスプレッド取引に拡張し、 単一注文内でパーペチュアル同士、あるいはパーペチュアルとスポットのスプレッド構築を可能とする。 これにより、オンショア・パーペチュアル市場の拡大とともに、 ベーシス取引やファンディングレート裁定といった戦略を支援する。 将来的には、予測市場とパーペチュアルを組み合わせたマルチレッグ・スプレッドへの対応も視野に入れる。
これと並行して、タロスはRFQ(見積依頼)プラットフォームも提供する。 これは、タロスのETF発行体クライアントが設定・解約フローで利用しているものと同一のシステムであり、 取引所外で大口取引を行うためのブロックトレーディング・インターフェースとして機能し、 タロスのOTC流動性プロバイダー・ネットワークに接続する。
カルシのインスティテューショナル部門トップであるAndy Ross氏は、 「予測市場への機関投資家の関心が高まるなか、CFTC規制取引所としてのカルシの地位は、 こうした需要の受け皿として極めて自然な存在です」と述べた上で、 「タロスと協業することで、バイサイドおよびセルサイドの機関投資家は、 既存インフラの枠組みの中でカルシへのアクセスを得ることができます」とコメントした。
タロスのCEO兼共同創業者であるAnton Katz氏は、 「カルシは、パーペチュアルおよび予測市場における米国機関投資家の参加を解き放つ 規制構造を構築しました」と評価し、 「取引は24時間365日に移行しつつあり、予測を活用したユースケースは急速に拡大しています。 あらゆる資産クラスがデジタルのレールに移るなか、これらのトレンドは、 市場全体でリスクのプライシング、ヘッジ、決済のあり方を根本的に変えていくと見ています。 タロスはその未来を見据えて構築を進めています」と語った。
カンターフィッツジェラルド・グループのグローバル投資銀行部門であるCantorは、 タロスの機関投資家向け予測市場機能の構築に関し、アドバイザリーを提供した。 Cantorのグローバル市場部門でデジタル資産責任者を務めるマネジング・ディレクターの Matt DeCicco氏は、 「予測市場は信頼に足る機関投資家向けアセットクラスとして台頭しており、 早期に参入する企業は、市場構造、流動性、執行スタンダードの形成を通じて、 成長の土台を形づくることになるでしょう」と述べ、 「Cantorは、タロスとの緊密な連携を通じて、予測市場への機関投資家アクセスの拡大を 後押ししていきます」と付け加えた。
機関投資家向け取引を超えた取り組みとして、 タロスはディーラー向けソフトウェアソリューションの機能拡張も計画している。 これにより、ブローカーや取引プラットフォームは、各国・地域の規制に応じて、 自社のエンド顧客に対してカルシのイベント契約を直接提供できるようになる見通しで、 年内の導入を目指す。
またタロスは、複数の予測市場プラットフォームを横断した統合マーケットデータフィードの提供も計画する。 個別イベント、約定情報、板情報、建玉、インプライド・プロバビリティ(暗示的確率)などを 単一スキーマのもとで一元的に配信する構想だ。 バイナリーアウトカム(双方向の結果)の表現方法はプラットフォームごとに異なり、 カルシの「1つの市場に2つのサイド」という構造と、 他プラットフォームの「結果トークンを別個に発行する」方式の違いなどにより、 現状ではプラットフォーム間のデータ比較にフォーマットの調整が必要になる。 タロスの予測市場データは、クライアントが暗号資産マーケットデータで既に利用している APIを通じて配信される予定であり、カルシはサポート対象となる 最初期のプラットフォームの1つになる見込みだ。
タロスについて
タロスは、流動性ソーシング、プライスディスカバリー、トレーディング、決済、 ポートフォリオ管理など、デジタル資産の投資ライフサイクル全体を支える 機関投資家グレードのテクノロジーとデータを提供する。 機関投資家向けトレーディング、ポートフォリオ、データシステム構築で 他に類を見ない実績を持つチームによって設計されたタロスのプラットフォームは、 単一のインターフェースを通じて、デジタル資産エコシステムの中核プレーヤー (取引所、OTCデスク、プライムブローカー、レンダー、カストディアンなど)と 機関投資家を接続する。詳細は www.talos.com を参照。
タロス免責事項:タロスは、機関投資家クライアント向けに接続ツールを提供する SaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)製品を提供している。 タロスは、流動性プロバイダーその他の当事者との事前交渉済みの取決めをクライアントに提供しない。 クライアントは、流動性プロバイダーおよびその他の当事者との取決めを、 当事者間で独自に交渉する必要がある。タロスはいかなる取決めの当事者にもならない。 なお、サービスおよび利用可能な取引会場は、法域によって異なり、 すべての地域で提供されるわけではない。
カルシについて
2018年設立のカルシ(Kalshi)は、世界の次世代金融取引所として、 予測市場を通じた新たな情報インフラを提供している。予測市場は、 将来のイベント発生確率に関する正確かつリアルタイムな情報を提供し、 人々が未来についてより深く理解することを可能にする。 イベントに特化した世界初の規制取引所として、カルシは予測市場を 金融アセットクラスとして合法化・確立した存在とされる。 同社は、安全で規制されたプラットフォームのリーディングプレーヤーとして、 米国の数百万人規模の個人投資家および増加する機関投資家から信頼を得ている。 詳細は www.kalshi.com を参照。
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