セーシェル共和国マヘ島ビクトリア発 2026年10月6日 Chainwire
Beldexは、プライバシーを最優先するレイヤー1ブロックチェーンとして、「Confidential Assets(プライバシートークン)」をテストネット上で導入した。今回の実装は「Proto」と名付けられたテストネットのハードフォークを通じて行われ、テストネットのブロック高4,242,200で有効化される。これにより、開発者はメインネットローンチに先立ち、Beldexネットワーク上でプライバシー保護型トークンを直接デプロイし、検証できるようになる。
プライバシートークンにより、各プロジェクトはBeldexブロックチェーン上で独自の「非公開トークン」を発行でき、その資産レイヤーにおいてトランザクションの機密性が標準搭載される。ローンチ時点では、BeldexのUTXOベースのアーキテクチャを活用。未使用トランザクションアウトプット(UTXO)モデルは、同ネットワークの基盤となるプライバシー機能(Monero由来の暗号技術に基づくリング署名やステルスアドレスなど)を支えている。
> Beldex 会長兼CEO Afanddy Bin Hushni 氏は次のように述べた。
> 「Web3におけるプライバシーは、あまりに長い間“後付けのオプション”扱いでした。プライバシートークンはこの状況を変えます。送信者・受信者・金額が当初からデフォルトで秘匿されるトークンを、どのプロジェクトでも発行できるようになるからです。別個のプライバシーレイヤーや迂回策は不要です。これは真の“デフォルト・プライバシー”型暗号技術であり、ようやく全ての人に提供できることを非常に嬉しく思います。」
利用者にとっては、この仕組みで発行されたトークンはすべて、トランザクションレベルのプライバシーを自動的に継承することを意味する。送信額、受信アドレス、残高はいずれもパブリックチェーン上からは閲覧できない。
EVMベースのトークン発行については、Beldexがアカウントベースアドレスおよび計画中のEVMサイドチェーンを導入した後、後続フェーズでサポートされる予定だ。まずはプライバシーを優先して実装し、その上にEVM互換性を重ねる段階的アプローチを採用することで、本来透過的なフレームワークに後付けする形ではない“ネイティブな”匿名性を維持する。
プライバシートークンは、既に稼働しているプライバシーエコシステムの上に追加される。現在、Beldex上では以下のような分散型アプリケーション(dApps)が稼働している。
- メタデータを残さない暗号化メッセンジャー「BChat」
- マスターノード経由でトラフィックを中継する分散型VPN「BelNet」
- AIツールを統合し、ブラウジングをBelNet経由でルーティングする「Beldex Browser」
- 「Beldex Wallet」
- ウェブベースの分散型マーケットプレイス「BNS Marketplace」(bns.beldex.io からアクセス可能)
プライバシートークンにより、開発者はこれら機密性を備えたdAppに直接組み込めるトークンを発行できる。例えば、あるプロジェクトはBeldexネットワーク上で独自のプライバシートークンを発行し、そのトークンを中核に据えたプライバシー重視の独自アプリケーションを構築できる。トークンは、秘匿決済、リワード、アクセス権、その他のユーティリティなど、そのアプリケーションのネイティブアセットとして活用可能だ。プロジェクトはBeldexテストネット上で開発・検証を開始し、将来的なメインネット展開への道筋を描くことができる。
> Beldex 最高戦略責任者(CSO)Cris Blanco 氏は次のようにコメントした。
> 「プライバシートークンにより、開発者は“プライバシーを起点とした”アプリケーション経済圏を構築できます。単なる新しいトークン標準ではありません。プライベートなDeFiプロトコル、機密リワードシステム、あるいはこれまで存在しなかった全く新しいdAppであっても、これらの資産はすべて、当社ネットワーク上のあらゆるBDXトランザクションを保護しているのと同じ暗号学的保証を継承します。」
プライバシートークンのローンチと並行して、Beldexは2つの重要なインフラの開発も進めている。Beldex Extension Walletと、WebJS SDKだ。これらのツールにより、ウェブアプリケーションはユーザーのBeldexウォレットに接続し、プライバシートークンとシームレスに連携できるようになる。
具体的には、dAppはトークン送金を要求したり、残高を表示したり、アプリケーションのワークフローにプライベートトークンを統合したりできるが、その過程で機微なトランザクションデータが外部に露出することはない。エクステンションウォレットとSDKは、プライバシートークンを現実的な選択肢とするために必要な開発者体験を提供し、Beldexのプライバシーインフラと、その上に構築されるアプリケーションとのギャップを埋める役割を果たす。
プライバシートークンの導入は、Beldexの長期戦略の基盤でもある。アカウントベースアドレスとBeldex EVMサイドチェーンが稼働すれば、UTXOレイヤー上で発行されたトークンは、そのプライバシー特性を引き継いだまま、EVMエコシステム側へ移行できる見通しだ。UTXOネイティブの匿名性から、EVM互換のプライバシートークンへと“連続性のある移行”ルートを提供するネットワークは限られており、この点でBeldexは差別化を図る。
Beldexについて
Beldexは、プライバシー重視の分散型エコシステムとして、「プライバシー・ファースト」のインターネットを構築することを目指している。ブロックチェーンとプライバシー保護型暗号技術を組み合わせることで、ユーザーのデータ、トランザクション、メッセージ、オンライン活動を保護する。
BChatはプライベートメッセージング向けアプリケーション、BelNetは分散型ルーティングのためのネットワーク、Beldex Browserはプライベートなウェブアクセスのためのブラウザだ。さらに、ブロックチェーンベースの名前を登録・管理するための分散型ネーミングシステム「BNS」も提供している。
Beldexネットワークでは、ユーザーはトークンをステーキングすることでネットワークセキュリティに参加でき、ネットワーク自体はマスターノードネットワークとプルーフ・オブ・ステーク(PoS)コンセンサスで運用されている。エコシステムを駆動する手段として、プライベートデジタル通貨「BDX」を利用する。
またBeldexは、ゼロ知識証明システム、量子耐性暗号、プライバシートークン、プライバシー重視のEVMなど、ブロックチェーン領域における先端のプライバシー強化技術の研究開発にも積極的に取り組んでおり、より安全でユーザー主体のデジタル環境の実現を目指している。
Contact
メディア問い合わせ先
Shawn G
Beldex
[email protected]
