ビクトリア(セーシェル)、2026年9月29日、Chainwire発
Beldexは、プライバシーに特化したブロックチェーン・エコシステムとして、 開発者によるプライバシー保護型アプリケーションやインフラ、ツールの開発を支援する 「Beldex Grants Program」を新設し、総額100万ドルを拠出すると発表した。 一般的なアクセラレータのような固定サイクル方式は採らず、応募は随時受け付け、 カレンダー上の締切ではなく、プロジェクトの準備状況に応じて資金を決定する。
同プログラムは、9月末にソウルで開催される「Korea Blockchain Week 2026」で正式に披露される予定だ。 対象は世界中の開発者、スタートアップ、チームで、 Beldexネットワーク上に構築される、あるいは同ネットワークを実質的に活用するプロジェクトであること、 そしてプライバシーがアーキテクチャや機能、ユーザー体験の中核要素となっていることが応募条件となる。
外部開発者にエコシステムを開放
これまでBeldexは、メッセージングアプリ「BChat」、分散型ネットワーク「BelNet」、 「Beldex Browser」、ネーミングサービス「BNS」、Beldexウォレットなど、 自社主導でエコシステムを構築してきた。 グラントプログラムの立ち上げは、同社の成長戦略における次のステップであり、 インフラを外部開発者に開放し、プライバシーを前面に据えたアプリケーションや連携ソリューション、 開発ツールの創出を後押しする狙いがある。
> Beldex チーフ・ストラテジー・オフィサー(CSO) Cris Blanco氏は次のように述べた。 > 「Beldexはこれまで、プライバシー技術とプロダクトの基盤づくりに長年取り組んできました。 > 次のフェーズでは、この基盤を開発者に開き、Beldex単独では作り得ない規模のエコシステムを育てていきます。 > 将来の重要なプライバシーアプリケーションが、1つの組織からすべて生まれるとは考えていません。 > グラントプログラムは、ビルダーがアイデアを構想から本番稼働まで持っていくための > インフラ、支援、資本を提供する取り組みです。」
助成額は定額ではなく、各提案のスコープや技術的難易度に応じて個別に設計される。 対象となるのは、幅広いプライバシー関連プロジェクトだ。具体的には次のような領域が想定されている。
プライバシー保護型アプリケーション:
プライベート決済、ID管理、コミュニケーション、ネットワーキングなど、
コンシューマおよびエンタープライズ向けのユースケース。
インフラ・研究・ツール群:
プロトコル改善への貢献、SDK開発、ミドルウェア、
およびBeldexのプライバシースタックを強化する研究開発。
インテグレーションと相互運用性:
ウォレット連携、各種開発者向け連携、外部エコシステムとBeldexをつなぐ相互運用レイヤーなど。
これらのカテゴリーに限定されるわけではなく、 プライバシーを重視したその他のユースケースに取り組む開発者も応募が推奨されている。
約束ではなく成果にひも付く資金提供
プロジェクトはコンテスト形式ではなく、個別審査方式で評価される。 各提案のスコープ、要件、Beldexエコシステムへの貢献ポテンシャルなどを踏まえて審査が行われる。 採択されたプロジェクトについては、個々のニーズに応じて、 プロジェクト範囲、マイルストン、資金の支給方法が合意される。
資金は一括ではなく段階的に支払われ、各マイルストンの成果が検証されるたびに 次のトランシェが解放される仕組みだ。 これにより説明責任を担保しつつ、開発からリリースまでの進捗を確実に前に進める。
典型的な支給ステージの例は以下の通り。
プロトタイプ — 中核となるプライバシー機能を実装した動作可能な概念実証
テスト — 実環境での統合およびテスト(該当する場合はBeldexテストネットでの検証を含む)
メインネット/本番環境 — 一般利用またはエンタープライズ利用を前提とした本番デプロイ
> Beldex 会長 Afanddy Bin Hushni氏は次のように述べた。 > 「私たちは一括で大金を渡し、後は成り行きに任せるようなことには関心がありません。 > 資金は明確で検証可能なマイルストンに連動しており、 > 大きなビジョンと、実際に成果を出す力を結びつけます。 > 目標はシンプルです。強いチームが有望なアイデアを、 > 人々が実際に使うテクノロジーへと変えていくことを支援することです。」
資金提供に加えて、採択チームは開発者向けドキュメントやSDKリソース、 Beldex上での開発に関する技術支援、関連インフラとのインテグレーション支援、 エコシステム内リソースへのアクセスなど、継続的なサポートも受けられる。
開発者は、拡充が進むBeldexの開発基盤も活用可能だ。 具体的には、Privacy Tokens、Beldex Extension Wallet、Beldex Web3.js SDKなどが利用できる。 これにより、各チームがゼロからプライバシーインフラを構築する必要を減らし、 既存のBeldexインフラを用いてプライバシー重視のアプリケーションをより容易に開発できるようにする狙いがある。
応募は、Korea Blockchain Weekでの正式発表と同時にオープンする 公式のBeldex Grants Portalを通じて受け付ける。 提案はローリングベースで審査され、プログラム予算が続く限り、採択プロジェクトに対して資金が提供される。
応募資格の詳細、資金スキーム、技術ドキュメントは https://www.beldex.io/grants で公開されている。
Beldexについて
Beldexは、「プライバシー・ファースト」のインターネット基盤の構築を目指すプロジェクトだ。 ブロックチェーンと高度な暗号技術を組み合わせることで、 ユーザーが自らのデータ、トランザクション、コミュニケーション、オンライン行動を より強くコントロールできる環境を提供する。
プライベートメッセージングに特化した「BChat」、分散型のプライベートネットワーク「BelNet」、 プライバシー重視のウェブブラウジングを可能にする「Beldex Browser」、 そしてBeldexエコシステム向けの分散型ネーミングシステム「BNS」などを展開している。
ネットワークは、Proof-of-Stakeコンセンサスを採用したマスターノードレイヤーによって保護されており、 ネイティブのプライバシー通貨であるBDXが、エコシステム全体のトランザクションおよびステーキングに用いられている。
既存プロダクトにとどまらず、BeldexはPrivacy Tokens、アカウントベースアドレス、 プライバシー・ファーストなEVM環境、量子耐性暗号の研究、 さらには新興AIアプリケーション向けのプライバシー保護インフラなど、 次世代プライバシー技術への投資も継続している。
問い合わせ先
メディア担当
Shawn G
Beldex
[email protected]
