コモロ連合・ムツムドゥ発、2026年7月29日 — ゼロ手数料の暗号資産取引で知られるMEXCは、CoinGeckoと共同で、新レポート「How Crypto Exchanges Are Reshaping Traditional Asset Trading(暗号資産取引所はいかにトラディショナル資産取引を再定義しているか)」を公表した。中央集権型暗号資産取引所(CEX)におけるトラディショナル金融資産の急拡大と、それに連動した世界の投資家行動の変容を多角的に検証している。
主要ポイント:
- 6大CEXにおけるTradFi取引高は、2025年1月の34.6億ドルから2026年6月には3,931.5億ドルへと急増し、100倍超の伸びを記録。うち98.5%を無期限先物が占めた。
- 6月には米国株が貴金属を抜き、最大のTradFiセグメントに浮上。月間取引高は1,898.4億ドルと前月比337.4%増となり、市場シェア48.3%を獲得。一方、貴金属は3月ピークから48.2%減の1,225.9億ドルに縮小した。
- MEXCのTradFi月間取引高は、2025年11月の15.4億ドルから2026年5月には911.2億ドルと約59倍に拡大。2026年1〜5月の5カ月連続で、6取引所中2位の月間シェアを維持した。
- 貴金属ではMEXCが2カ月連続で首位を獲得。4月に721.2億ドル、5月に851.5億ドルの取引高を記録した。
- クリプトネイティブ投資家のうち、61.9%が既にCEX上でトラディショナル資産を取引した経験を持つ。
- トラディショナル金融出身の投資家では、74.2%が従来の資産取引の一部または全部を暗号資産取引所へ移行済み。
- 全回答者ベースでは、83.3%が今後CEXでのトラディショナル資産取引をさらに拡大すると回答した。
本レポートは、Binance、MEXC、Bitget、OKX、Gate、Bybitの6取引所における取引データ分析と、13言語・6,185人を対象にしたMEXCグローバルユーザー調査を組み合わせたもの。暗号資産取引所が「暗号資産専業」から、株式・貴金属・コモディティなどを横断的に扱うマルチアセット・ゲートウェイへと進化している実態を浮き彫りにした。
TradFi取引は3,931億ドル規模の市場に成長
暗号資産取引所におけるTradFi取引は、ニッチな試験的サービスから、一挙に本格的なデリバティブ市場へと拡大した。6取引所合計の月間取引高は、2025年1月の34.6億ドルから、2026年6月には3,931.5億ドルに到達している。
成長を牽引したのは無期限先物で、6月の取引高は3,873.9億ドル。現物は57.5億ドルにとどまり、無期限先物が全体の約98.5%を占めた。ユーザーがCEX上のトラディショナル資産に、レバレッジと高い流動性を備えたデリバティブ商品を通じてアクセスしている構図が鮮明となった。
米国株が貴金属を逆転
市場の初期成長を牽引したのは貴金属で、2026年3月には取引高が2,367.6億ドルとピークに達した。しかし6月時点では、このピークから48.2%減の1,225.9億ドルへと調整している。
その一方で、米国株の取引高は、5月の434.0億ドルから6月には1,898.4億ドルへと前月比337.4%増加。TradFi全体の約48.3%を占め、貴金属を抜いて初めて最大の資産クラスとなった。
背景には、半導体セクターや大手テック株への関心の高まりに加え、SpaceXをはじめとする期待のIPO銘柄への思惑買いがあるとみられる。CEXにおけるTradFi市場は、金・銀といった貴金属依存から、米国株を中心とする成長セクターへと重心を移しつつある。
投資家の「往来」が加速
調査によれば、投資家の資金移動は一方向ではない。暗号資産に慣れたクリプトネイティブ層が伝統資産に手を広げる一方で、トラディショナル金融出身の投資家も、自身の既存取引を暗号資産取引所へ移し始めている。
回答者ベースでは、クリプトネイティブの61.9%が、既にCEX上でトラディショナル資産を取引した経験を有していた。また、TradFi経験者の74.2%が、トラディショナル資産の取引を一部または全部、暗号資産取引所に移管済みだと回答。全体では、83.3%が今後さらにTradFi取引を拡大するとしている。
利用者が挙げたCEX利用の利点としては、24時間365日のアクセス、手数料やオペレーションコストの低さ、約定スピードの速さ、そして1つの口座で複数アセットクラスを一元管理できる点などが目立った。
MEXCのTradFiビジネス拡大
MEXCは比較的早い段階からTradFiを重点成長領域と位置付けてきた。TradFi月間取引高は2025年11月の15.4億ドルから2026年5月には911.2億ドルへと約59倍に増加し、1〜5月の5カ月連続で6取引所中2位の月間シェアを維持している。
貴金属分野でもMEXCは存在感を高めており、4月と5月には取引高で6取引所中トップを獲得。金・銀関連商品の厚い板と高流動性が、この優位性を支えている。
「トラディショナル資産は、もはや暗号資産取引所における実験的なプロダクトではなく、ユーザーのエンゲージメントを支える中核領域になりつつあります」と、MEXC CEOのVugar氏は語る。「MEXCはこの変化をいち早く捉え、貴金属やコモディティといった分野で強固なポジションを築いてきました。今後、ユーザーニーズが米国株、株価指数、その他グローバル市場へと広がるなかで、単一のプラットフォームからより多くの投資機会にアクセスできるよう、新商品の投入と取引インフラの強化を続けていきます」
MEXCは今後も、ユーザー需要の変化に応じてTradFiプロダクト群を拡充していく方針だ。具体的には、対象資産の拡大、板の厚みと流動性の強化、暗号資産とトラディショナル市場間の資金移動に伴う摩擦の一層の低減などに注力する。
資産クラス別、取引所別、ユーザー属性別の詳細な分析を盛り込んだ完全版レポートは、リンクから閲覧できる。
MEXCについて
MEXCは、世界170以上の国・地域で4,000万人超のユーザーに利用されている、世界でも有数の成長スピードを誇る暗号資産取引所である。ユーザーファーストの理念のもと、業界をリードするゼロ手数料取引と、3,000種類以上のデジタル資産へのアクセスを提供。「Gateway to Infinite Opportunities(無限の機会へのゲートウェイ)」として、株式、ETF、コモディティ、貴金属などを含むトークン化資産と暗号資産を、単一のプラットフォーム上でシームレスに取引できる環境を整えている。
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