QuantusがQuantus NetworkにおけるStrongpoint対応の開発パートナーとして参画し、ポスト量子ブロックチェーンにおける機関投資家向けキー管理、ガバナンス、トランザクション・ワークフローの設計に参画する。
ニューヨーク発、2026年10月8日 /PRNewswire/ -- Project Eleven と Quantus は本日、Quantus Networkを、Project Elevenが提供するポスト量子・AI時代の機関投資家向けカストディ・プラットフォーム「Strongpoint」と統合する計画を発表した。Quantusは、本統合におけるStrongpoint対応の開発パートナーとして参加し、機関投資家向けの機能要件や統合仕様の策定に関与する。

ブロックチェーン・ネットワークがポスト量子暗号の採用を進めるなか、単一の署名方式や移行パス、移行スケジュールに収れんする可能性は低いとみられている。機関投資家にとっては、複数ネットワーク間で異なる暗号方式を併存させつつ、一貫したセキュリティ、ガバナンス、運用統制を維持するというインフラ面での課題が一段と大きくなる。
Strongpointは、こうした課題に対応するために設計された「クリプト・アジャイル」なアーキテクチャを採用している。基盤となるネットワークで用いられる暗号方式から、機関投資家側の統制レイヤーを切り離すことで、認証、ポリシー、承認フロー、キー管理、監査といった機関向けコントロールを共通レイヤーで運用しつつ、その下層にある暗号アルゴリズムやネットワーク固有要件は独立して変更できる構造となっている。
今回の統合計画により、このアーキテクチャをQuantus Networkへ拡張する。Quantusはプロトコルレベルでポスト量子セキュリティを提供する一方で、Strongpointは、機関投資家が保有するQuantusの秘密鍵を統制された形で保護し、ハードウェア、社内ポリシー、承認プロセス、監査コントロールを通じてトランザクションを承認できるようにする。
> 「Quantusは、ポスト量子セキュリティをアーキテクチャの中核に据えるという先進的なアプローチを取っています」と、Project Eleven 共同創業者兼CEOのAlex Pruden氏は述べた。「今後、多くのネットワークが新たな暗号標準を採用するにつれ、機関投資家には、セキュリティや運用ワークフローをそのたびに作り直すことなく、そうした変化を受け止められるインフラが求められます。Strongpointは、まさにその“共通レイヤー”を提供することを目的としています。」
開発パートナーとして、QuantusはProject Elevenとともに、Quantus Network向けStrongpoint対応の仕様や、同ネットワーク上で活動する機関投資家の要件を策定する。両社は、技術的な統合、キー管理ワークフロー、トランザクション処理支援、ならびにQuantusを機関投資家向けカストディ環境に組み込むために必要となる各種インフラ面で協業する見通しだ。
> 「Quantusは、ポスト量子時代のセキュリティ要件を前提に設計されています」と、Quantus 共同創業者兼CEOのChristopher Smith氏は語る。「機関投資家にとって、新しい暗号技術を採用することは、必ずしも既存のセキュリティ、ガバナンス、運用システムを全て入れ替えることを意味すべきではありません。Project Elevenとの協業により、既存のキー管理やトランザクション承認ワークフローの中でQuantusをサポートしやすくなり、新たな暗号標準の採用に伴うオペレーション上の摩擦を低減できると考えています。」
Strongpointでのサポートが実装されると、機関投資家は、Quantusを他のデジタル資産と並行して一元的に管理しつつ、鍵のセキュリティ、トランザクション・ガバナンス、運用統制について一貫したアプローチを維持できるようになる見込みだ。
今回の提携は、Project Elevenが一般提供に向けてStrongpointを開発するなかで、ブロックチェーン・ネットワークおよび機関投資家との連携を広げていく取り組みの一環である。
Quantus対応は2027年第1四半期の開始を目標としており、最終的な提供時期や詳細はローンチ前に告知される予定だ。
Project Elevenについて
Project Elevenは、ポスト量子時代に対応したレジリエントなインフラおよびツール群を構築している企業である。急速に進化する量子コンピューティング由来の脅威環境を見据え、スケーラブルなソリューションを提供することでセキュリティ強化を図る。暗号技術、ブロックチェーン、金融システムに関する深い専門性を生かし、先端的なポスト量子研究と実運用の橋渡しを行うことで、デジタル資産エコシステムを将来に備えさせることを目指している。詳細は www.projecteleven.com を参照。
Quantusについて
Quantusは、量子耐性を備えた暗号化マネーであり、デフォルトでプライバシーを重視するレイヤー1のプルーフ・オブ・ワーク型ブロックチェーンである。発行上限は2,100万枚に設定され、ポスト量子セキュリティを実装している。キー生成およびトランザクション署名にはML-DSAを採用し、スケーラビリティとプライバシー確保のためにゼロ知識証明を活用している。
Quantusはまた、暗号資産業界における量子コンピュータへの脆弱性の現状を可視化するパブリック・トラッカー migration.fail も構築している。
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Aubrey Strobel / Elena Nisonoff, Halcyon Communications
