GlassnodeとBybitの新たな共同調査により、暗号資産デリバティブ市場でオプションへの構造的なシフトが進んでいることが明らかになった。Bybitはイーサリアム(ETH)オプションで143日連続、トークン化ゴールド無期限契約で476日連続の首位を維持している。
アラブ首長国連邦ドバイ、2026年9月18日 /PRNewswire/ -- 暗号資産デリバティブ市場では、トレーダーのリスク管理と価格形成においてオプションの役割が一段と高まっている。暗号資産データプロバイダーのGlassnodeがBybitと共同で公表した最新レポートによれば、市場の高度化が鮮明になっている。
The State of Crypto Derivatives(暗号資産デリバティブの現状)では、クリプト・ネイティブなビットコイン・デリバティブ市場で構造変化が進行していると指摘。名目建て建玉(オープン・インタレスト)に占めるオプションの比率は、調査期間中におおよそ25%からほぼ50%へと拡大した。一方で、期日付き先物は無期限契約(パーペチュアル)へとシフトが進み、市場参加者のエクスポージャーの取り方と管理手法が塗り替えられている。
同レポートは、Glassnodeの「取引所別に分解された」デリバティブおよび現物市場データを基礎に、クリプト・ネイティブ市場全体、個別取引所、そしてBybit自身のデリバティブ取引データを解析している。
「過去90日間のBybitのオプション出来高の約3分の1をイーサリアムが占めており、調査対象4取引所の中でETHシェアは最大です。ETHオプション市場には、新たに十分な規模を持つ第2の主要取引所が出現したと言えます」と、Glassnodeリサーチ責任者のフレデリック・タイセン氏は述べている。
オプションが暗号資産デリバティブの中核へ
2019年以降、分析対象とした5つの市場局面のうち4局面でオプションの市場シェアは拡大しており、とりわけ長期の弱気相場で伸びが顕著だった。
このトレンドは、オプションの成長が単なる価格上昇や投機熱の産物ではないことを示唆する。むしろ、市場参加者が下方リスクのヘッジ、ボラティリティ見通しの表明、特定イベントの価格付けといった目的で、オプションを一段と積極的に活用していることがうかがえる。
同時に、期日付き先物から無期限先物への移行が進み、暗号資産デリバティブの中心軸は、より柔軟かつ連続的なエクスポージャーを提供するインストゥルメントへと移っている。
「期日付き先物はクリプト・ネイティブ市場からほぼ姿を消しました。出来高は2021年ピーク比で約97%減少しています。レバレッジは無期限先物へ、リスクの価格付けはオプションへと移り、オプション出来高は当時の3倍超の水準で推移しています」と、フレデリック氏は指摘する。
Bybitのビットコイン・オプションシェアが約3倍に
オプション市場の拡大とともに、Bybitは取引シェアを大きく伸ばしている。

Glassnodeのデータによれば、調査対象4取引所のビットコイン・オプション出来高プールにおけるBybitのシェアは、10%未満から28%へと上昇し、期間中に約3倍に拡大した。
この伸長は、単なる建玉の積み上がりではなく、活発な回転売買に支えられている。Bybitのオプション簿(オプションブック)は数日単位で回転しており、同パネルで最大規模のブックに比べて回転速度は格段に速い。
これは成熟したデリバティブ市場の重要な特徴を浮き彫りにする。すなわち、流動性は単に取引所上の建玉残高だけでなく、その流動性がどれだけ活発に取引・循環しているかによっても測られるべきだという点である。
Bybit、イーサリアム・オプションとトークン化ゴールドで首位
Bybitのオプション取引はビットコインにとどまらない。レポートによると、Bybitは調査対象4取引所の中で、ETHオプション出来高が143日連続で最大となった。Glassnodeは、ETH価格変動の影響を抑えるため、ドル建てだけでなくコイン建て出来高でもBybitの首位を検証している。

現在、ETHはBybit全オプション出来高の約3分の1を占めるまでに成長している。
Bybitはトークン化コモディティ・デリバティブでもリーディングポジションを確立している。オンス建てで測ると、同社のトークン化ゴールド無期限契約残高は、Glassnodeが追跡する暗号資産取引所の中で476日連続で最大となっている。

ゴールド・オプションにおいては、Bybitが調査対象取引所全体の建玉の97.1%を占めている。
これらの数字は、暗号資産とトークン化コモディティの両面で厚みを増すデリバティブ・プラットフォームとして、Bybitが存在感を高めていることを示している。投資家・トレーダーは、より多様なインストゥルメントを用いてリスク管理と市場観の表明を行うようになっている。
Bybitのオプション残高は4倍超に拡大
市場全体の拡大と歩調を合わせる形で、Bybitのオプション市場も大きく成長した。
レポートによれば、Bybitのオプション建玉残高は23.3億ドルに達し、サービス開始初月の5.29億ドルから大きく増加した。
成長は直線的ではなかった。無期限先物市場が急拡大する局面では、オプションはBybitのデリバティブ全体に占める比率が一時的に低下したものの、その後、より高度なリスク管理手段への需要が高まる中で存在感を取り戻している。
こうしたU字型の推移は、市場全体が再びオプションへと回帰している動きを概ね反映している。
「デリバティブ市場は一段と高度化しています。トレーダーは、オプションを単なる方向性ベットの手段としてではなく、ボラティリティ見通しの表明や下方リスクの管理、特定イベントの価格付けに活用するようになっています」と、Bybitデリバティブ&機関投資家ビジネス責任者のショーン・バラード氏は語る。「データは、こうした動きが市場構造の『恒常的な一部』になりつつあることを示しています。Bybitは次の成長フェーズに必要な流動性の厚み、商品ラインナップ、インフラを整備しています。」
「Bybitは、実際の価格発見と出来高が存在する場所にオプションを接続することで、市場構造進化をリードしています。無期限先物に対するオプションを導入することは業界初の取り組みであり、市場構造の成長・発展においてゲームチェンジャーになると確信しています」とショーン氏は付け加えた。
次世代デリバティブ市場の構築へ
レポートの結果は、暗号資産取引のさらなる進化を浮き彫りにしている。オプションの市場シェアが拡大するなかで、今後は流動性の厚み、商品ラインナップの広さ、そしてプロ・個人双方を支えるインフラが、取引所間の競争優位を左右することになりそうだ。
Bybitのオプション市場の拡大は、ビットコインとイーサリアムの両市場で出来高が伸びる一方、トークン化ゴールド・デリバティブでも確固たる厚みを備えるという、「収斂」の姿を体現している。
方法論:「The State of Crypto Derivatives」は、Glassnodeの取引所別デリバティブ・データおよび市場データに基づき、2026年8月23日の清算ベース終値時点の情報を用いている。取引所カバレッジは指標ごとに異なり、Glassnodeが追跡する取引所を反映している。オプション分析は4つのクリプト・ネイティブ取引所を対象とし、先物分析はCMEを除くオフショア取引所を対象としている。トークン化ゴールド分析は、Glassnodeが追跡する暗号資産取引所をカバーしている。
レポート全文はこちらから入手可能。
#Bybit / #NewFinancialPlatform
Bybitについて
Bybitは「The New Financial Platform(新しい金融プラットフォーム)」を掲げる暗号資産取引プラットフォームである。
Bybitは、「すべての人が、世界中のあらゆる金融機会にアクセスできるべきだ」と考えている。その実現に向け、誰もが世界の金融とシームレスにつながることのできる、インテリジェントなプラットフォームの構築を進めている。
世界で8,000万人超のユーザーに利用されるBybitは、投資、トレーディング、決済、資産形成を、単一の安全かつインテリジェントなエコシステム上に統合している。AI駆動型テクノロジー、豊富なグローバル流動性、強固なセキュリティ、透明性の高い運営を組み合わせることで、Bybitはグローバルな金融アクセスを、より身近で効率的かつユーザー主導のものへと変革している。
すべての人のために。インテリジェンスで駆動。世界に開かれたプラットフォーム。
詳細は Bybit.com を参照されたい。
Bybitの詳細情報は Bybit Press を参照。
メディア問い合わせ先: [email protected]
最新情報は Bybit's Communities and Social Media をフォローのこと。
Facebook | Instagram | LinkedIn | Reddit | Telegram | TikTok | X | Youtube

