Monument Bank はイングランド銀行の規制を受ける英国の銀行であり、リテール預金最大2億5000万ポンド(3億3500万ドル相当)を、Cardano (ADA) のプライバシー重視サイドチェーン Midnight (NIGHT) 上でトークン化すると発表した。
この取り組みは、英国の規制下にある銀行が、公的ブロックチェーン上で小口預金をトークン化しつつ、預金保険による保護を維持する初の事例となる。
預金は利息の付く従来の預金として扱われ、英ポンド建てで全額裏付けられ、さらに英国の金融サービス補償制度(FSCS)の対象として保護される。
Monumentは3段階のローンチ計画を掲げており、まずトークン化預金から開始し、その後トークン化された投資商品を追加し、最終的に保有資産を担保とするブロックチェーンベースの貸付を導入する予定だ。
規制銀行による初のパブリックチェーン展開
Monumentは約10万の顧客に対して約70億ポンドの預金を管理しており、5万〜500万ポンドの投資可能資産を持つ「マス・アフルエント」層を主なターゲットにしている。トランザクションデータは、Midnightのゼロ知識証明インフラを通じて、銀行と顧客のみに可視化される設計となっている。
Charles Hoskinson は今回の取引について「これまでで最大級の案件の一つ」と表現し、Midnightにもたらされる総ロック価値(TVL)は「数億から数十億ドル規模」に達する可能性があると見込んでいる。
このサイドチェーンのメインネットは、2026年3月末までにローンチされる予定だ。
Monumentの関連会社であるMonument Technologyは、Banking-as-a-Service(BaaS)プラットフォームを通じて、今回のトークン化預金インフラを外部に提供する計画であり、他の金融機関が同モデルを採用できるようにする構想を持っている。
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ADAは2021年ピークから91%下落
カルダノのネイティブトークンADAは、3月28日時点で約0.25ドルで取引されており、2021年9月の史上最高値約3.10ドルから90%超下落している。
カルダノ上のDeFiプロトコルにロックされている総価値(TVL)は1億4600万ドルで、イーサリアムの760億ドル、ソラナの87億ドルと比べると規模は小さい。
こうした機関投資家向けバンキング分野での採用が進む一方で、カルダノは依然としてテクニカル面の弱さに直面している。Monumentとの提携発表後も、トークン価格は2025年11月高値の0.40ドル付近を大きく下回ったままだ。
Midnightはカルダノのパートナーチェーンとして機能し、ベースレイヤーのセキュリティを利用しながら、ゼロ知識技術によってプライバシー保護型アプリケーションを実現する。
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