Twitterの共同創業者であるジャック・ドーシーは、自身が率いるフィンテック企業Block(Cash App、Square、Tidalを運営)で4,000人超を削減し、従業員数を1万人超から6,000人未満へと減らした。AI主導のリストラクチャリングを受け、木曜の時間外取引で株価は24%超急伸した。
何が起きたのか:Blockが人員を半減
ドーシーは、Blockの第4四半期決算とともに大量レイオフを発表した。決算では、売上高は62.5億ドル、粗利益は28.7億ドルと、いずれも前年同期比24%増となった。調整後1株当たり利益は0.65ドルで、前年同期の0.47ドルから伸びた。
同社は2026年の見通しを上方修正し、通期の調整後1株当たり利益を3.66ドルとガイダンスした。これはLSEGによるアナリスト予想の3.22ドルを大きく上回る。
Blockは、主に第1四半期に4.5億〜5億ドルのリストラ関連費用を計上する見込みとしている。
ドーシーはXへの投稿で、今回の人員削減は経営難の表れではないと強調した。「当社の事業は堅調です。粗利益は伸び続けています」と記し、AIツールと少人数チームの組み合わせが「会社を構築し運営することの意味を根本的に変える、新しい働き方を可能にしている」と述べた。
職を失う従業員には、20週間分の給与に加え、勤続年数1年ごとに1週間分の給与、6カ月間の医療保険、さらに5,000ドルの転職支援が支払われる。The New York Timesによると、Blockの従業員は全社規模のオンライン会議でこの削減計画について説明を受け、その際ドーシーには多数の「サムズダウン」絵文字が向けられたという。
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なぜ重要か:AIが人を置き換える
Blockは、大手テック企業がAIへ多額投資を進める一方で人員削減を進めるという、より広い潮流の一部だ。Amazonは2024年10月に約1万4,000人、翌1月にさらに1万6,000人を解雇しており、幹部のベス・ガレッティは、CEOのアンディ・ジャシーが掲げる「世界最大のスタートアップのように運営する」という方針を理由に挙げた。スウェーデンのフィンテック企業Klarnaも2022年以降、人員をほぼ半分まで減らしているが、その多くは大量解雇ではなく自然減によるものだ。
ドーシーは、この流れはまだ始まりに過ぎないと示唆した。
「今後1年以内に、ほとんどの企業が同じ結論に達し、同様の構造改革に踏み切ると私は考えています」と、株主への書簡に記した。
Blockの大規模な削減と、市場の熱狂的な反応は、AI主導のレイオフが業界の新たな標準モデルになりつつあるのかという疑問を投げかけている。「去っていく皆さんへ……感謝していますし、こんな経験をさせてしまって本当に申し訳なく思っています」と、ドーシーは綴った。
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