SAGINT Inc. は、重要鉱物およびエネルギーのサプライチェーン向けにトークン化されたトレーサビリティシステムを構築するオースティン拠点の企業であり、米国初の大陸規模アフリカ商業外交戦略を設計した、国務省で30年の経歴を持つ元米国大使 トロイ・フィトレル(Troy Fitrell) 氏を国際部門の最高経営責任者(CEO)に任命したと、同社は3月23日に発表した。
ベテラン外交官がクリプト分野の役職に就任
フィトレル氏は米国上級外交官として30年にわたり勤務し、直近ではトランプ政権2期目において、サハラ以南アフリカ49カ国の政策を統括する米国の最高責任者を務めた。その職務において、同氏はアフリカ市場への米国民間セクターのアクセス拡大を目的とした「商業外交戦略」を策定・始動し、中国やロシアによる国家主導の競争に対抗する枠組みとして政権中枢から位置付けられた。
また同氏は、コンゴ民主共和国東部で不安定化要因となっているM23紛争をめぐり、ルワンダとコンゴ民主共和国間で行われた米国仲介の和平交渉を調整した。「時間的な余裕はありません。これを実現するのであれば、今すぐ行動しなければならないのです」と、会談に関する公式ブリーフィングでフィトレル氏は述べている。
アフリカ局を率いる以前、フィトレル氏は2022年から2025年にかけてギニア共和国駐箚米国大使を務め、豊富な鉱物資源を持つ同国で、軍主導の政治移行期における2,000万ドル規模の在外公館運営を統括した。
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トークン化された鉱物トレーサビリティ
SAGINTのプラットフォームは、重要鉱物およびエネルギーに関するコンプライアンス要件を検証・取引可能なデジタル資産へと変換し、ゼロ知識証明型暗号技術を用いて、企業の機密データを開示することなく規制順守状況を証明できるようにしている。同社はこの技術に関する特許ポートフォリオを保有している。
SAGINT International のCEOとして、フィトレル氏は米国外での政府渉外、主権国家とのパートナーシップ、並びに市場参入戦略を統括する。
SAGINTの創業者である ジェイコブ・クレイトン(Jacob Clayton) 氏は、フィトレル氏の外交経験こそが今回の起用の中核だったと述べる。「彼は、アメリカが一つの大陸全体でどのように商業競争を行うか、そのルールを書き換えた人物です」とクレイトン氏は語った。
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