BNB (BNB)は、大口投資家による買い集めと出来高の75%増加にもかかわらず620ドル手前で上昇が止まり、617ドルのレジスタンスが666ドル方向への一段高を阻む格好となっている。
注目ポイント
- BNBの取引高は75%増加。新設ウォレット2件が計2万7BNB(約1,210万ドル相当)を買い集めた。
- それでも価格は617ドル近辺で上値を抑えられ、テクニカル指標は上昇モメンタムの鈍化を示唆。
- 597ドルを明確に割り込めば540ドル方向が視野に入る一方、620ドル超えなら666~701ドルゾーン再試攻の余地。
BNBの鯨買い
8月17日(月)、新たに作成された2つのウォレットが、引き出しベースで計2万7BNB(約1,210万ドル相当)を取得した。市場ではこれを「鯨」による本格的な買い集めとみている。
CoinMarketCapのデータによれば、週末の低出来高を経た反動もあり、記事執筆時点でBNBの1日当たり取引高は前日比75%増と急増。ボラティリティ拡大の余地を残す形となった。
もっとも、日足チャートの地合いは依然として弱く、600ドル台を回復した直近の反発局面も617ドルで頭打ちとなっている。
フィボナッチ・リトレースメントの水準からは、反発が継続すれば666~701ドルゾーンまでの上値余地は理論上残るものの、現状のテクニカル形状はそのシナリオを十分に裏付けてはいない。DMIは明確なトレンド不在を示し、MACDもゼロライン上にとどまりつつシグナル線との乖離が小さい。OBVは右肩上がりを維持しているが、短期的な買い圧力が優勢とは言い切れない。
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価格見通し
4時間足ベースでは、BNBはここ数週間で一応の強気構造へと転じているものの、617ドルのレジスタンス帯に近づくにつれ上昇モメンタムは明らかに弱まっている。短期的な攻防ラインとしては597ドルと620ドルが意識され、このレンジをどちらに抜けるかが今後の方向性を占うカギとなる。
597ドルを明確に割り込めば売り圧力が強まり、540ドル近辺までの下落余地が広がる。この場合、日足で確認されている中期的な下落トレンドが再び前面に出る形だ。
一方、620ドルを明確に上抜けることができれば、666~701ドルゾーンに向けた上値トライのシナリオが開ける。ただし足元では買い圧力が限定的であることから、市場のコンセンサスはこの強気シナリオをメインシナリオとは見なしていない。
マクロなトレンドで見ると、BNBは2025年11月以降、一貫して弱含みの展開が続いている。6月には745ドルから537ドルまで急落しており、今回の反発も、レジスタンスを明確に上抜けてトレンド転換を示すまでは、大きな下落トレンドの中の戻り局面にとどまるとの見方が強い。





