ナスダック上場企業の Tron Inc. は再びトレジャリー保有額を拡大し、Tron (TRX) のネットワーク活動が過去最高水準まで上昇するなか、市場の注目が限定的であるにもかかわらず潜在的なブレイクアウトの可能性を後押ししている。
重要ポイント
- Tron Inc. はさらに 152,316 TRX を購入し、トレジャリー保有は 7.017 億トークン超となった。
- トロンネットワーク上のアクティブアドレス数は約 330 万件と過去最高水準に達した。
- テクニカル指標は、0.38 ドル近辺のレジスタンスを上抜ければ TRX は 0.43〜0.45 ドルを目指す可能性を示している。
TRX ネットワークの成長
Tron Inc. は水曜日に 1 トークン当たり平均 0.3283 ドルで 152,316 TRX を追加購入し、コーポレートトレジャリーを 7.017 億 TRX 超に引き上げた。今回の追加購入はトークン価格が約 0.33 ドルで推移する中で行われており、資産への長期的なエクスポージャーを高めるという同社の方針を反映している。
同時に、オンチェーンデータも力強いネットワーク成長を示し続けている。Glassnode によると、トロンの 7 日移動平均ベースのアクティブアドレス数は約 330 万まで上昇しており、2022 年から 2024 年の大半を占めていた 150 万〜200 万レンジを大きく上回っている。
日次トランザクション数も、2026 年 4 月の一時的な減速から回復し、依然として歴史的高水準付近で推移している。アドレス数とトランザクションボリュームの増加は一般的にネットワーク利用の拡大を示し、この傾向はこれまでしばしば TRX の強気局面と重なってきた。
ただし、アクティブアドレス数が 200 万を下回り、その水準にとどまるようであれば強気シナリオは弱まるだろう。現時点では、ネットワーク指標は依然として「蓄積(アキュムレーション)」ストーリーを裏付けている。
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TRX 価格見通し
テクニカルチャートでは、TRX は週足ベースで上昇トライアングルの中で推移している。レジスタンスは 0.37〜0.38 ドルのレンジに集中しており、一方で 2024 年後半以降の上昇トレンドラインが価格を下支えしている。
ボリンジャーバンド幅パーセンタイルは拡大し始めており、パターン内部でボラティリティが高まりつつあることを示唆している。週足終値で 0.38 ドルを明確に上抜ければ、2024 年 12 月高値の約 0.43 ドルに向けた上昇が開かれ、その後 0.45 ドルを試す展開もあり得る。これは現在値からおおよそ 31〜37%の上昇に相当する。
短期チャートでは、TRX は 0.31 ドル近辺の 0.618 フィボナッチ・リトレースメント水準まで調整した後、反発している。トークン価格はその後約 0.3288 ドルまで回復し、0.336 ドル付近の 0.382 フィボナッチ水準のレジスタンスを試している。約 0.32 ドルの上昇トレンドラインが、現在の価格構造の下でサポートとして機能し続けている。
コーポレートによる蓄積は、トロンのストーリーの中でますます重要な要素になりつつある。Tron Inc. の戦略は、企業がデジタル資産をバランスシート中核として保有するという、マイケル・セイラーとStrategy が広めたトレジャリーモデルに類似している。今回の追加購入は、1 年以上にわたって形成されてきたレンジ相場から TRX がブレイクアウトを試みる中で、その流れをさらに強めるものだ。





